青梅線のED16・後編 | きゅうの鉄道写真館

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きゅうの休憩室から鉄道関係を移設しました。
ドールに興味のない方はこちらで。



オープニングは青梅駅に進入する103系

前編から8年たち、電車も新型に替りました。

昭和55~56年の撮影です。


















筆者も中学生から社会人になり

機材は一眼レフ、フィルムもカラーに進化しました。

もっとも、写真のウデの進歩は見られません…


青梅線も近代化への過渡期で線路の改良が進みます。

重量級のEF15やEF64が入線可能となり、進出し始めました。



趣がある駅舎です。 いまも健在です。







この3枚は奥多摩駅で撮ったものです。

構内の奥にはセメントホッパーがあり

荷を積込んだ貨車は山を下り、川崎の工場まで送られます。


ここでは人間を運ぶ電車よりも

石灰石を運ぶ貨車のほうが主役です。


線路の改良工事も進み、青い機関車の横顔も見えて

ED16の引退時期も近いな、と実感しました。














ここは軍畑の鉄橋です。

山陰線の先代の餘部鉄橋と同じタイプの

鉄骨のトレッスル橋です。

前編のときには左側の手すりはなかったな。

橋の向こうから渡ってくる人がいてびっくりしました。


線路脇のこの場所は2度目のチャレンジでした。

前編のとき1時間ほど待ったけど列車が来なくて・・・

さすがに後編になると時刻を調べる方法も学習しました。














青梅線にはいろんなタイプの鉄橋がある。

とくにコンクリート橋の見本市のようだ。

さすがはセメントの産地ですね。


現在の終点は奥多摩ですが、

かつて小河内ダムの建設資材運搬用に専用線があり、

サイクリングに行ったときに橋の跡を見かけました。

今はどうなったでしょう?















ああ、ついに新型機関車が走り始めた。
親しんだ旧型電機 ED16との別れも近い。









そして同じような旧型でもひとまわり大型のEF15も

見かけるようになりました。


さてここからは最後の撮影になります。

撮影ポイントは2ヶ所のみ。 その訳は・・・

初めての車での撮影行だったのです。


ちょうど家庭用ビデオが普及し始めたころです。

ロケーター一式を1日無料で借りられるという約束で

デッキを買いました。

超重たいカメラその他を車に積みいそいそと出かけました。

人生初のビデオ撮影はやはり鉄道でした!


車は先輩から5万円で売ってもらった中古車ですが、

ビデオデッキは10万円! なんか信じがたい話です。

その思い出のビデオは・・・ なんとベータマックス!

デッキが壊れた今となっては2度と見ることができません・・・














東川井信号場での交換風景。

そしてこのシーンが

動いてるED16を見た最後になりました




鉄道写真を撮りはじめたころの

わが青春の1ページに

最後までお付合い、有難うございました。



ていうか、まだ100ページくらいあるぞ!


またのご乗車をお待ちしています。













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