でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -244ページ目

松浦市長からの贈り物

僕は若い頃、香川県坂出市のCTAVに勤めてて、


主に報道と番組の制作をやってましてん(^-^)


とーぜん、坂出市役所さんとも密に連絡を取って、


週に何回も市長とお会いする機会があった。




そんな僕も26歳で転職( ̄0 ̄)


当時、対外的には内緒にしてたんやけど…


ある日、会社に僕あてに電話がかかってきた。



「市の秘書課から電話やでー」


「ほーい( ̄o ̄)」


電話は市役所秘書課のエラいさんからやった。



「お忙しいところ、マコトに恐縮なんですが…」


「いやいや、そんなにかしこまられても^_^;」


「いえ、今日はちょっと…」

「それより、例のうどん屋さん、行きました?」


「あ、はいはい、確かに美味し…、そーじゃなく」


「わはは、きょーもええノリですなー」


「…」


「…ご用件をどぞ(;^_^」



ノリのいい秘書課のエラいさんの用件は、


ちょっとフフシギな内容やった。





「実はですね、市長がお会いになりたいと…」


「は?」


「市長がお会いになりたいと」


「誰にですか」


「そりゃま、こーやって電話してるわけですから」


「僕に?」


「はいはい」


 

「…なんか、僕、悪いことしましたか?」


「ここは警察ではありません」


「そらごもっとも」



とりあえず、すぐに市役所にうかがいましてん。



松浦稔明市長(当時)。


ほとんど毎日、CATVの仕事でお世話になってて、


まあ、知らない仲ではないんやけど…


※そんなエラそげに言える立場ではない(//∇//)



「けどなー、やっぱりこれってフツーじゃないなー」


かなりテンションダウンで、2階秘書課にお邪魔する。


「やー、どうもどうも。お手数ですー(^O^)」


「あ、どもー(_ _。)」


秘書課の皆さんのミョーに丁寧な対応ぶりが


よけいに僕のおどおどした気持ちを揺さぶる。


どのタイミングで謝ろーか真剣にナヤむ。



「まあ、どうぞどうぞ」


いきなり市長室に通され、ソファに座らされた。


取材ではいつも、エラいさんに座って貰って、


インタビューしたことがある立派なソファに、


自分が座っているとゆー居心地の悪さで、


お尻かゆいわ、気分も悪くなってきたT_T


まさか市長室で嘔吐するワケにいかんので、


気合を入れて我慢我慢( ̄^ ̄)うぷ。


「おー、来た来た!」


松浦市長、ついに登場。


いつもニコニコ。


僕、泣きそー。


「あの、あ、こんにちわ…」


「君と、こんな感じで話しするん初めてやのぅ」


「いや、その、あの、この、どの…」


「何ゆーてんの^^ ま、お茶飲んで飲んで」


「ずびずび」

 



しばらく社交辞令的なわいわい会話があってから、


やがて、松浦市長が本題を切りだした。



「なぁ。ほんまにケーブルテレビ、辞めるん?」


「あら…ご存知でしたか?」


「当たり前やがな」



いやびっくりしたなもー(*^.^*)


きちんと挨拶にお邪魔しないとあかんな…とは


思ってたけど、まさかご存知とは…m(_ _ )m



「残念やなぁ。ほんま、残念やわー」


「あ…ども。1ヶ月後に退職する予定です」


「も~水くさいのー。黙っとくやなんてのー」


「あ、いやf^_^; 黙っとくとかではなくて…」


「いや、水くさいわ。なあ、水くさいわのー?」


「そうですね(^_^;)」 ←秘書課の人


「…ごめんなさい」



しばらく、今までの取材の思い出話とか、


僕の今後の予定を談笑させていただき、


市長や市役所の皆さんへの感謝の思いが


ひしひし湧いてきて泣きそーになった頃…。


「実はな…」


突然、市長がニマニマ嬉しそうな顔をした。



「わし、篆刻をはじめたんや」


「てんこく…ですか?」


「そや、篆刻や。知ってる?」


「はいはい、てんこくですね」


「分かってないやろ」


「すみません…」



篆刻(てんこく)は、色紙とかの隅とかにペタと


押印されてる小さなハンコみたいなやつですね。


「今まで一緒に頑張ってくれたお礼や」


「と言いますと」


「わしに作らして作らしてー(´∀`)」


「…」


いやー嬉しかったニコニコ


僕の方が松浦市長に迷惑かけてばかりやのに、


こーゆー気配りしていただけるとは…(T_T)

 



帰り際、市長に握手していただき、


心から頭を下げて市役所を後にした。




後日、再び市役所から連絡をいただいた。


松浦市長は不在やったけど、


わざわざ僕のために作っていただいた篆刻は


きちんと小箱に入れられて用意されていた。


でぶるまんしゅーじですねん

でぶるまんしゅーじですねん

名字ではなく、下の名前にしてもらったのね。


本当に使うなんてもったいなくてできへんし、


ど~せなら楽しい思い出にしたかったから。




今も大事にさせていただいてます。


普通なら、僕みたいな者が市長レベルの方と


こんな交流を持たせていただけるとることって、


そーはないと思うけど、


それを実際の経験にしていただいた


ケーブルテレビ時代の慌ただしい日々を、


今はほんまにありがたいと思っておりますです。


m(_ _)m 謝辞