でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -199ページ目

小豆相場が攻めてきた日

【あのー、もしもし】


「あ、はいはい」


【わたくしー、株式会社○○の石野と申します】


「はい、どもども」


【ご主人様でいらっしゃいますか?】


「ご主人様でいらっしゃいます」


【え? あ、ははははは】


「…」


【…】


「…」


【あ、失礼しました。ご主人様ですね】


「はいはい」


【ご主人様、最近ですね、小豆の相場がですね】


「小豆と言いますと、あの小豆ですか」


【はいはい、あの小豆です】


「ほおほお。どの小豆で?」


【…えー、アンコとかに使われる小豆です】


「ああ、じゃあ同じ小豆ですね、はいはい」


【…( ̄_ ̄) その小豆です】


「小豆がど~かしましたか?」


【相変わらず国際情勢の緊張が続いてですね】


「小豆のせいですか?」


【あ、いえいえ、小豆は関係ないです】


「ほお、小豆とは関係ない話なんですね?」


【いやその、関係なくはないんですが…】


「難しい話をされよーとしてます?」


【まさかまさか。とーっても簡単なお話です】


「では、はいはい」


【世界的に、お金の動きが活発になってですね】


「活発になりましたか」


【活発になりました】


「小豆のせいで?」


【いえ、ですから、小豆は関係なくてですね】


「はいはい。小豆は関係なくはない…と」


【…です】


「怒らないでくださいね」


【ぜんぜん怒っておりません。本当です】


「…」


【本当です】


「聞いてます」


【( ̄_ ̄;)】


「つまりは、小豆が活発になってるわけですね」


【いえいえ、小豆相場が活発になってるんです】


「はいはい、分かってます」


【( ̄^ ̄) でですね、今がチャンスなんですよ】


「なんの?」


【お手元の資産を活かすためのチャンスです】


「えーと…ポケットには780円入ってますが」


【780円ではちょっと難しいです】


「あ…1.000円札も(^v^)」


【1.780円でも難しいです( ̄_ ̄;)】


「相場って難しいんですね」


【いえ、ご主人。決して難しくはないんです】


【難しくないのに、なかなか話が進まへん」


【…】


「お前のせいやろ…って思ってますよね」


【まさかまさか】


「思わないのもどうかと」


【( ̄_ ̄)】


「お前のせいやろ…って思ってます?」


【小豆の相場の話をします】


「…どぞどぞ」


【私どもには最新・精確な情報が集まってきます】


「そら素晴らしい」


【そして、それを分析するノウハウがあります】


「それも素晴らしい」


【ども。ですから的確な判断を維持できるのです】


「なるほどなるほど。素晴らしいー」


【ありがとうございます】


「精確な情報と、的確な判断…ですか」


【はいはい】


「それをなんで自分で活かさないんですか?」


【は?】


「人になんか教えんと、自分でやれば儲かるのに」


【もちろん自分でもやってます】


「でも、こーやって一生懸命に電話勧誘してる」


【え…と】


「あ、怒んないでね。僕は否定はしてないんで」


【ものすごーく否定されてる気がしますが…】


「誤解です。ルールのあるきちんとした取引やと」


【ありがとうございますm(_ _)m】


「とんでもないでございますm(_ _)m」


【相場に興味は持っていただけたようですね?】


「と、いいますと?」


【こんなにお電話の相手していただけましたし】


「いやいや~。僕、大好きなんですよ」


【大好き?】


「こういうお電話の方と会話を楽しむの(^o^)」


 がちゃっ…


「あらら」