でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -200ページ目

カッコよろしい金髪にーちゃん

年1回の生活習慣病検診に僕が行ってるのは

コトデン栗林公園駅近くの検診センターなの。

まあ、高松だけあって、いろ~んな皆さんが

やってこられてますねん。


このおハナシは、去年10月の検診の日のこと。


お!可愛いぞ可愛いぞ的受付のおねーさんは、

僕の体形を見るなり「あ、はいはい」って顔で

わざわざ奥から検診用の服を取り出してきた。


「では、これに着替えてきてください」

「これは、LLとか3Lですか( ̄_ ̄)」

「いえいえ、決してそんなことは(^_^;)」


まことに分かりやすい嘘を笑顔でごまかされた。



モヤモヤなまま、更衣室でお着替えお着替え。


狭い部屋の中には、僕以外に3人いたの。

小柄な30代くらいの男性。

恰幅のいい会社重役風の中年おじさん。

それと背の高い金髪おにーちゃん。

まさにおっさんのすし詰めなう(-。-;)


「あのー」


ふと、後ろから声をかけられましてん。


「はいはい」


見ると、検診服を半分ほど着かけた小柄な男性。


「すみませんが、袖を通していただけますか?」


その男性、いわゆる脳性まひの症状が出てて、

身体がうまく動かせないご様子なの。


「うまく袖が通せなくて…」


柔道着みたいに前合わせの簡易な服やけど、

それでも苦労される方がいらっしゃるわけです。


「あ、えーですよえーですよ(^o^)」


せっかくなんで、上も下も着替えるお手伝い。

ズボンを穿かせるのって意外と難しいのね。

馴れてへんから、僕もどーもぎこちない(u_u;)


「んん~」


男性、もぞもぞしながら困ってる。


「あ、これ、ヒモなんやー( ̄o ̄)」


前で合わせた裾をヒモで留めるスタイルやから、

手が不自由だと、とうてい結べへんのです。


「こーゆーの、マジックテープがええよねえ」


…と、会社重役風が声をかけてきた。

※ちなみにパチパチパンチ風。


「わしも、年取ったら結べんよーになるなぁ」

「ほんまですねぇ」


パチパチパンチも服の片付けを手伝ってくれて、

無事におっさんどものお着替えタイム終了。

※画面を想像する必要はございません。


金髪のおにーちゃんはそそくさと出て行った。



実際の生活習慣病病検診の内容はと言いますと、

わはわは、言えねー言えねー( ̄v ̄;)


僕がいつも問題になるのが「血圧測定」なの。

もともと遺伝もあって常に高血圧なんやけど、

その上、極度の「緊張しい」やったりする。


マンツーマン…とゆー状況だけでドキドキ。

検査やから「いい結果を出さないと」という
アスリートみたいな気分でさらにドキドキ。

相手が白衣のナースってだけでバクバク。

それがさらに美人だったりした日にはも~、
ティファールみたいにピー!って沸騰しちゃう。


ま、今回はドッキンドッキンレベルでしたが。
(深い意味はない)


それでも、1回目は必ずと言っていいほど、

びっくりするぐらい高い数値が出ちゃう。


「わー」



若いナースが、爽やかな笑顔と爽やかな声で

わざわざ周囲に聞こえるように言う。


「いつもこんな血圧高いんですか?」

「( ̄_ ̄;) …あなたが美人過ぎるからです」

「それにしても…高いですねー」

「否定しないんですね」


結局、時間をおいて再計測することになった。

ごめんなさいm(_ _;)m


その待ち時間、ベンチに座っとりますと、

さきほどの身体が不自由な男性が前を通った。

上の階に向かってるっぽい。

ただ、階段がある踊り場に出て行くには、

アコーデオンカーテンを開けないといけない。


「あ…」


僕が慌てて立と~と思ったその時。


「あ、次は上や」


若い男性が、わざと人に聞こえるよ~な感じで

独りごとを言いながら、歩み寄ってきた。


「( ̄o ̄) お、あの人…」


更衣室でお着替えを手伝ってくれへんかった、

金髪にーちゃんでしてん。


「あんたも、上?」

「はい」

「あそ」


金髪にーちゃん、わざと力任せにががーっと

アコーデオンカーテンを開けた。


「ほな、はよ通れや」

「ああ、ありがとうございます」


そしたら金髪にーちゃん、ぶっきらぼーに、


「礼や言われることしてへんわ、ほんま」


二人は一緒に階段を上って行きましてん。


「やるな金髪( ̄v ̄)」 ←金髪差別にあらず



たしかに、同じ社会に暮らしてる日本人どーし、

なんで礼を言わんといかんのでしょーんね(-_-)

僕やって朝の更衣室で、

『すみませんが、袖を通していただけますか?』

…と、詫びながら敬語でお願いされたのを、

ごくごくフツーに受け止めてしまってたわけだ。


「むー、いかんいかん、反省反省 ヾ(_ _。)」


かつて中学校の教師をしてたカミさんの話では、

クラスに一人、身体が不自由な生徒がいると、

そのクラスの連帯感が強まっていくそーで、

『お手伝いをすることは特別なことやない』

…とゆー意識も勝手に芽生えていくらしい。


なるほどなるほど( ̄o ̄)


検診終わって着替える時、また一緒になったら、

フツーに声かけてみましょかね(u.u;)



そんなふうに、一人で思いを巡らせてる僕に、

優しい女性の声がかけられましてん。


「あの…」

「はいはい(^_^) なんですか?」

「血圧測りますよ」