でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -193ページ目

ルールカッター500円の憧憬

さてさて、「ルールカッター」ってご存じでしょーか?


知らん?


…でしょうでしょう(´0ノ`*) 知ってる方がフシギフシギ。


ルールカッターとゆーのは、今から35年ぐらい前に

僕が憧れて欲しくて仕方なかったカッターなのです。


カッターと言っても、

ワイシャツではありまへん。

ボートでもありません(そんなん買えへん)。



↓こんなんです↓
「なんや、フツーのカッターでんがな」

関西の人はそう言うでしょう。

「なんだい、ふつーのカッターじゃん」

関東の人はそう言うでしょう。

「Oh! It is an ordinary knife!」

欧米人はそう言うでしょう。


言え言え(  ̄っ ̄)


当時、オルファ式カッターがようやく出始めた頃、

一般のカッターが100~200円で売られてた時代に、

なんと500円で売ってたシロモノな~のだ!


えへんえへん<( ̄^ ̄)> ←お前がエバるな


黄色い未来的なデザインの断面ラウンドボディ。

黒いストッパーがアクセントになってかっちょえ~!

中の刃の部分に楕円形の穴があいてるのが特徴。

先端の銀色の部分は定規を使う時のガイドです。
(折りたたみ収納式)


現代のインジェクション成形技術からすると、

素材も細部の精度も全体的な一体感低いけど、

小学4年生の少年の心をがっしと掴まずにおかない

それはそれはすごい「かっちょよさ」やったんですの。


「なんでこんなんが500円もしますのん?」


関西の人はそう疑問に思うでしょう。

…もうええもうええ(^_^)


いやほんと、なんでコレが500円もしたのか

今となっては全然ワカラヘン。


でも、当時小学4年生やった僕は、

確かにコレに憧れて、月1.000円のお小遣いから

「とうっ!」と半分を拠出して買ったのは

まぎれもない事実なのでございます。


「なんの役に立つんな、そんなん買ぉて??」


そらもー、母親に怒られた怒られた。


…ま、翌年、ペンテルのペッカー・シャーペンを

500円、1.000円、1.500円と全種類買い揃えて、

まためちゃめちゃ怒られてるわけですから、

もはや「癖」と言うべきなのです。


「ほんじゃ、これはその時に買ったの?]


ふっふっふ。実は違うのでありますね(^_^)v


ちょっと前、善通寺市内の商店街に

カミさんとふらりと買い物に行きましてん。

で、娘に頼まれてたペンケースを買おうと、

昔ながらの文房具屋さんへ。


「ん?」


ふと、通りがかったカッターの棚の片隅に、

見覚えのある黄色いカッターナイフの箱が!


「おぞぉあうぇひょ~~!」

46歳の雄たけび。


どわ~!っと飛びかかって手に取ってみたら、

やっぱり「ルールカッター」ですがな!!

でぶるまんしゅーじですねん


「おぞぉあうぇひょ~~2!」


僕があまりにわひわひとやかましーので、

カミさんとお店のオバさんがやってきた。


「うるさいなーもー(^_^;)」

「ル…ルールが僕で、カッターが見つけてん!」


コーフンしてわけわからんがなモード突入!

落ち着いてから事情を説明したら、

お店のオバさんも「あはは」と笑ってた。


「確かにそれ、もうずーっとそこにあるわ~」


つまりは30年近くも在庫として残ってたわけ。

確かに、当時の印刷レベルの紙パッケージで、

それもけっこー色あせてるのよね。


「ほんじゃ、値段は?」

「500円」

「:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」


どうよこの安定価格設定!卵よりも優等生だぞ。


「買うの?」


カミさんの冷めた声で訊かれ、僕も「はっ」となった。


「…えーと( ̄_ ̄ i)」


確かにま~懐かしいけど、今買って何になる??

46歳のおっさん的にはなかなかカッコよくない。


「…いえ、けっこーです( ̄ー ̄;」


ぐっと感情をこらえてルールカッターを棚に戻し、

先に店を出た男の背中には哀愁の影が…

車に乗ってると、後からカミさんがやってきた。


「はい」


カミさんが手渡してくれた小さい紙包み。


「なに?」

「ルールカッター」

「…!! (T_T)」


こーして僕は35年ぶりにルールカッターのオーナーに

なったのでございます(* ̄Oノ ̄*)


ニマニマ笑いながらルールカッターを眺めてる僕を見て、

カミさんが呆れるように笑ってた。


「なんの役に立つんな、そんなん買ぉて??」


35年前と同じことを、今度はカミさんに言われた。