でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -184ページ目

でぶるまんホラー「旧脳外科病棟の男」

おバカ話の合間に、ちょくちょく思い出したみたいに

僕の不可思議な体験を書いとりますけど、


「んなことブログに書いて、ダイジョウブなん?」

…とゆーご心配をちょくちょくいただきますの^^


まあ、僕は無宗教・無信仰主義者やし、

霊も僕みたいな無名の男は相手にせ~へんやろーし。

このへん、PCウィルスとおんなじですわ。



では、久しぶりにナイショのオハナシなぞ(^_^)



以前、ある総合病院に入院したことがありましてん。

昼間は寝てることが多いので、夜どーも寝られへん。


「たいくつじゃ~ひまじゃ~( ̄o ̄)わ~わ~」


僕が入院してたのは、5階の内科病棟。

ここ、数年前まで脳外科・精神科病棟でして、

窓には鉄格子みたいな鉄製の柵がまだ残ってた。

これがなんとも窮屈感ひしひしでツラかった~(^_^;)


「でわでわ今夜も冒険の旅に出発です( ̄o ̄/)/」


その晩も部屋を抜け出して院内をうろうろうろ…。

夜の病院の、あの独特な雰囲気が大好きなのよね。

不必要に静かで人工的な緊張感があって(^o^;)


「あはんうふん(^_^;)どきどきするわ」


とかなんとか言いつつ一人コーフン(?)しながら、

夜のお散歩を楽しんでたわけです。


内科病棟の入院患者は、病種や年齢が幅広いもんで

いろんな方がいらっしゃる。


こそ~っとベランダでたばこ吸ってるおじさん。

夜中に洗濯室の物干しで懸垂してるヤングマン。

廊下のベンチに座って見えないお札を数えてる人。


なかなか楽しいのよねこれが(^o^)



さて、院内を一回りして5階に帰ってきますと、

ナースセンター横の薄暗い休憩コーナーのベンチに

男性がひとり腰掛けてた。


「あ…あやしい(-"-;A」


縦縞の「パジャマだぞまいったか」的パジャマ着て、

前のめりに座って両手で思い切り頭を抱えてるの。


「どないかしました?」


とりあえず横に座って声かけたけど、反応なし。


「頭、痛いんですか?」


そう訊いたら、首を振るみたいに身体をゆすった。


『だいじょうぶです』 ←そう聞こえた気がした。


声の感じからすると20歳ぐらいの若い男性。


「あ、そ-ですかそーですか」


ナースセンターを覗いたけど、誰もいなかったので、

なんかその場を離れるのマズいなあ…と感じて、

しばらく一緒に座ってましてん。


「この階に入院されてますの?」

『ええ』

「内科?」

『いえ』

「そーですかそ-ですか( ̄_ ̄)」


これにはさすがの僕もけっこーな違和感があった。

5階ってぜーんぶ内科やもん( ̄^ ̄)


なにより、僕は彼と会話してる気になってたけど、

声がどこから聞こえてんのかワカランぐらい

なんかヘ~ンな感じやったんですわ。


「昼間寝てばっかりやから、寝れへんですねー」

『ええ』

「それに、今日の晩御飯のお魚も味なかったし」

『ええ』

「( ̄. ̄;)」


なに話しかけても『ええ』としか応えてくれんので

面白がってちょっとカマかけてみた。


「今年の阪神が不調なんは誰のせいでしょうねえ」

『…監督』

「( ̄v ̄;)あそー」 ←ちゃんと聞いてたのね~(^_^;)


ただ、ずーっと頭抱えたままの姿勢が気になるなる。


「ホントにだいじょうぶですの?」

『はい。さっきも先生が診てくれたし』

「ふうん」 ←夜中やのになんで"さっき"やねん??


そこからしばらく、他愛もない話をあれこれして、

バイクの事故で入院したとか、大きな手術したとか、

いろいろ教えて貰った。


「お住まいはどちらですの?」

『家はもうないんです』

「ふーん」 ←(プライベートに触れるのはやめやめ)


30分ほどして、そろそろ眠くなってきたんで、


「じゃ、僕、寝ますねん(^_^)」


あいかわらず頭抱えたままの青年にそう言って、

自分の病室に向かいましてん。



…で、ベッドに戻ってからふと気がついたのね。


「そーいえばあの人、頭抱えてたんやないなぁ」


不思議に思って自分で恰好を真似してみて分かった。


「単に腕組みをしてただけなんや」


つまりは、まあ、あるべき頭部が無かったわけです。


「あちゃー(^_^;)」


ま、脳外科やからそーゆーことのあるんかのう…と

特に気にすることもなく、頭をからっぽにして、

僕もよ~やく寝ることが出来たのでした。