議員辞職 | 野村孝博のブログ

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 政治資金パーティーの収入の一部が、所属議員にキックバックされ、それを政治資金報告書に記載していないことが発覚した問題で、政治資金規正法違反の罪で略式起訴された谷川弥一議員が議員辞職願を提出し、会見を開いて「とにかく私が悪い」と陳謝しました。

 

 世耕弘成議員は「政治資金の管理については、秘書に任せきりの状況となりました」と、なんていうか「ザ・政治家」というコメントを聞かせてくれて、なんともがっかりさせられました。それに比べると、議員を辞めて「自分が悪い」と行っている谷川氏、存じ上げない方でしたが、素晴らしい対応だなと思いました。

 

 しかしながら、テレビで谷川議員の会見を見ると、そんな思いはもろくも崩れ去りました。こうした不祥事で、自ら議員辞職する方は中々いらっしゃいませんが、谷川議員は御年82歳、そろそろやめようと思っていたところにこんな問題が持ち上がってしまったと言ったところでしょう。

 

 「私が悪い」というのも、口調の問題で「私が悪い(って言ってんだろ)」という雰囲気が伝わってくる口調でした。記載しなかったお金の使い道について「飲みに行ったり、食べに行ったり、会場を借りたりいろんなことですよ。」とコメントしていますが、政治資金報告書に記載しても49999円以下では領収書もいらないのですから、記載して適当に使ったことにしておけばよさそうなものです。それさえ、面倒だったのか、それとも私の頭の及びもつかないようなことをやっていたのかというところですが、いずれにしてもどうしようもありませんね。しまいには、「国会議員の身分を辞めてきておわびしているんだから、許してください。」、「これ以上責任とれと言うなら死ぬ以外に方法はない。」とコメントしています。これはもう開き直りですね。「もういいじゃないですかね、これくらいでね」とまで言っておりましたが、おそらく長時間の会見で疲れてしまったのでしょう。全然反省している様子は感じられませんでした。

 

 個人的には辞職が責任を取る事にはならないとは思っていますが、こと議員に関してはちょっと違いますね。不祥事があると大臣を辞める、離党するなんて言うケースは多くありますが、それでも議員だけは辞めないという方が、残念ながらたくさんおります。今回は、レアケースかと思ったのですが、ただ、自分の都合に合わせただけみたいでした。