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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)

 

 

他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。

 

上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。

 

 

先日、ネットを徘徊していて↓のような記事を見かけました。

 

 

 

 

筆者は「教育格差」という新書を書かれた社会学者の方で、中編の中には統計データを元に、中学卒業後にどういった進路を歩むことになるのかというフローチャートの画像↓もあったりして興味深かったです。

 

 

元のデータは1993年生まれ(現在31歳の年代)のものとのことなので、今の中高生とは若干ずれるかもしれないけど、大体のイメージとしてとらえておくのはアリでしょう。

 

本文中の『大卒者が想起する所謂「ふつう」の進路は、「中学校卒業後は高校に進学し、4年制大学を4年で卒業して、正規雇用で同じ企業に勤め続ける」かと思います。しかし、実際にそのような「ふつう」の人生を送ったのは1000人中の163人でした。もっとも、大学進学時の浪人や大学在学中に留学して卒業を伸ばした人などを含めればもう少し増えるはずですが、それにしても「みんな」の進路ではないことは明らかです。』という部分は「ちょっと意外」という思いもありつつ、「そう言われるとそうかも」と感じるところもありました。

 

大学進学率が50%として、景気が悪いときはブラック企業もはびこるし、スキルアップして前向きな転職をする人も出てくるため、3年以内に新卒で入った会社を辞めることも少なくないってことかもしれません。

 

昔は「3年以上は我慢して勤めた方がいい」なんて言われてたけど、今はいろんな情報も手に入りやすく、転職するなら断然若いときの方が動きやすいですからね。

 

もちろん、細分化していくと地域差や所属しているコミュニティによって違ったものになるとは思います

 

また、生まれたタイミングが5年、10年違うと変わる可能性だってありますが、ざっくりとした印象としてこの図を思い浮かべることで社会の縮図的なものは感じとれるのではないでしょうか。

 

特に中高一貫校から難関大に行き、一流企業に入るのが当たり前のような環境で育った場合、それ以外の道を歩む人生のことってあまり気に止めることもなかったりもしますし。

 

アメブロ界の受験ブログを拝見していると偏差値70オーバーとか東大や御三家志望といった超成績優秀層も少なくないですが、そのあたりは「リアルのふつう」とはちょっと別世界。


受験勉強における「ふつう」については以前、自分も↓のような記事を書いたことありますが、学業を疎かにすることによって将来的な選択肢を狭めてしまうことはあるので、そこは時には強制力を発揮してでもうまく導いてあげた方がいいとも思いますよ。

 

 

子ども自身やりたいことも時期によって変わってくることだってあるだろうけど、そのときに「やりたいことが出来たけど、勉強できないから無理」みたいな状況にしないのが学齢期のときには大切なのかなと思います。

 

少し話がそれました(;'∀')

 

子どもを見守る保護者としては「子どもには自分のやりたいことをやってほしい」というのが一番でしょうが、ついつい「なるべく安定した大きな会社に入ってそこで長く勤めて欲しい」という思いだって持ちやすいもの。

 

実際には国家一種の公務員試験を通ったキャリア官僚でもその安定をかなぐり捨てて自分のやりたいことを目指して、転職や起業する人も出てくるわけです。

 

個人的には最低限の経済力は確保した方がいいと思いますが、「不安定な仕事=不幸せ」とは全く思わないし、安定だけでは必ずしも幸せとも限らないとも思っています。

 

全然興味のない仕事をずっとやり続けて、プライベートでやりたいことを全振りするという生き方もあるにせよ、なんだかんだといって職場で過ごす時間って人生トータルでみるとかなり長いですからね。

 

子どもがいわゆる王道ルート「勉強ができて、いい大学にいって一流企業で順調に出世する」という道を進んでくれれば、保護者としては安心感ハンパないけど、それが子どものやりたいことと一致するとも限りません。

 

むしろ意に添わずどこかでそこからはずれることの方がむしろ多いと心のどこかで覚悟しておくくらいでちょうどいいかもしれません。

 

そうじゃないと、子どもが思ったようにできないときにヒステリックになったり、「学校or塾の先生の指導がダメなんだわ」などと他責思考に陥りがち。

 

 

保護者が思い描いたり、一般的に語られるような「ふつうの人生」をトレースできてる人って想像以上に少ないし、今後ますます減少していく可能性もあります。

 

第三者からだとどうしても就業してる会社の知名度や学歴といったパッと目につくスペックでいろんなことを判断しがちだし、世間体的に保護者もそれを望んでしまいがちだけど、家族であればそれ以外の人間性などの部分も含めて子どものことを認めてあげれるところもきっと多いはず

 

保護者の方も子どもへの応援と期待のバランスをうまくとって、支えてあげるようにしていきましょう

 

なんか、話があっちこっちいってとりとめもない文になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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