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こちらは愛知県一宮市にある自立学習塾の塾長が普段の指導や時事ネタなどから思いついたことを書いてるブログです。(割とよく読まれている記事は↓参照)
他の塾の先生のブログのように要点を押さえて簡潔にまとめるというよりは、あまり役に立たないことをとりとめもなくダラダラ書いていることが多いので、あらかじめご了承ください。
上っ面な綺麗事だけを書くのはあまり好きではないため、なるべく現場のリアルから感じていることを綴っていければと思います。
先日、少しでも緊縮財政をすすめたい財務省が財政制度審議会の分科会で私立大学への助成金の見直しを提唱したというニュースがあり、SNSでも話題になっていました。
要は「とても大学レベルとは思えないような授業をやってるアンポンタン私大に助成金を配る意味あるの?」ってこと。
その際に提示された一部の定員割れの私立大のシラバスから抜粋された例の画像がこちら↓。
四則演算や方程式、現在形と過去形の違いとか。。やってる内容は義務教育レベルなのは誰もが理解できるでしょう。
アメブロでお子さんの学習ブログを綴られているご家庭は偏差値70オーバーとか医学部志望とか成績上位層の方が多いので信じられないかもしれませんが、今の成績最底辺層は本当にこういうところからスタートしないといけないのが現状。
個人的にはこの不景気に財務省の緊縮財政路線は「悪」だと思ってるけど、この主張に関しては正直「アリかな」と思ってしまいます。
少子化で大学としては定員を確保するために合格基準を甘々にする必要があるにしたって、これでは高等教育機関としての機能しないですからね。
そもそも論として勉強してないのに大学進学できるっておかしいでしょ。
偏差値40そこそこなのに推薦入試で年内に進学決まる互助会的な入試制度なんてやめちまえと思います。
「基礎を学ぶのも大事」なんて意見もあるようですが、そんなものは大学ですることじゃないし、上記の内容を理解できていないのに高校を卒業させてるのもふざけた話。
受験産業の片隅に身を置く立場としては、ちゃんと勉強する子に大学進学してもらいたいし、アホアホ私学の助成金の分を、真面目な学生も多く、近年研究費を削られまくってる国立大とかにもっと分配してあげてほしいですね。
義務教育レベルが必要な人には大学とは別の教育機関を創設すればいいだけのこと。
いずれにせよ少子化で大学淘汰が加速しているのは時代の流れ。
選ばなければどこかには入れてしまう状態は改善して「大学はある程度の学力を積んだ子が進学するところ」という根本は大切にしてもらいたいなと思います。
受験勉強とはあまり関係ない話でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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