ハチミツのミエル
甘い物を好んでは食べないが、「miel」イクちゃんの作る物は何故かいくらでも食べれてしまうマジックである。
先日も、どうでもいい話をしに遊びに行き、「あたしみたいに声がでかくて下品な話しする人来る?」等と、返答に困る様な事を聞いては大笑いしていた。
なんだか壁の上の方に蝉が飾ってあったので、「あの蝉かわいいね」と言うと、イクちゃんはまた答えに困った様な顔し、「・・あれは蜂です・・」と言った。
そうであった、ここは蜂蜜の「ミエル」である。蝉であるわけがないのだ。
バカな事を言ってしまったとは思ったが、「あんなでかい蜂いない」と、負け惜しみを言って帰ってきた。
そんな事をしでかして帰ってきたのに、後日イクちゃんはクッキーなどを持って遊びに来てくれた。
クッキーもパウンドケーキもやっぱり美味しくて、腹一杯でもばくばく食べれてしまう、イクちゃんマジックである。
丁寧な失礼
最近チカは私に、「声が大きくていいですね」と、やかましいと言わんばかりの事を言ったり、「髪の毛が少なくて羨ましい」と、私がハゲてるかの様な発言をしたりと、かなり挑戦的である。
その上、丁寧な口調で言うので失礼加減も倍増である。
「あんたそういうの丁寧に言ったらますます失礼でないの」と言ってやると、そんなつもりは全くないと言う。
チカが度々する、そんな一連の発言をヤスが聞いて、「ひやひやする・・」と、目を大きくして言っていた。
ついでに、「クリスマスにはサンタの格好しましょうよ、ノムラさんはトナカイで」とも言われた。
私の店だが脇役をやらされる羽目になるようだ。
チカちゃんあってのノムラーノなので仕方あるまい。
ピアッツァにて
ピアッツァにランチに行った。
毎度の事であるが、行けば皆ニヤニヤしながら出て来てくれ、どうでもいい、しょうもない日々の出来事を聞いてもいないのに教えてくれる。
しかも今日はとびきりどうでもよく、「賄いでカズヤが一人に一つ、1キロハンバーグを作っている」とがいう。
「バカだ」と、言ってやり厨房の方を覗くと、カズヤがニヤニヤしてこっちを見ながら、有り得ない大きさの肉を両手で持って喜んでいる。
「あんなデカいの焼けないよ」と言うと、「オレなら出来る」みたいな事を言って焼く様であった。
先週は皆でダイエットだと言いサウナに通っていたはずなのに、今週には1キロのハンバーグを食べているのだから頭がおかしいとしか思えない。
ピアッツァはいつ行ってものどかである。


