立山三日目(最終日)の成果 ー その1 | 興味の赴くままに

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クラシックのレコード音楽鑑賞と山歩きと野茂投手が好きで歴史の進歩を信じる壮年が、興味の赴くままに綴るブログです。
特に好きなのは、音楽ではモーツァルトの全部、ベートーヴェンとブラームスの交響曲、山では剣岳と鳥海山。
そして、スポーツでは野茂投手です。

50年ぶりに訪れた立山、3日目最終日は大きな成果二つで締めくくることができました。

今朝晴れていれば宿の朝食前に主峰雄山に登頂しようと、3時半に起床して窓の外を見ると一面の星空!
まだ寝ていたいと言うカミさんに、7時頃までには戻ると約束して、勇躍星空の外に飛び出しました。

3時55分に出発後15分ばかりの間に、流れ星を5つも見ました! 明日ピークを迎えるペルセウス流星群出現の前触れです。
目の前の雄山の上には木星とオリオン座が昇って来ています。


4時15分くらいから徐々に空が白み始め、一休みした祓堂辺りまでにすっかり明るくなり、一の越には4時40分着。
久しぶりの本格登山なので、一の越への登りがとてもきつく感じられました。

私でさえこのありさまなので、山登りの経験が浅いカミさんには、昨日までの様子から、雄山登山はもちろん一の越までも無理だったと悟りました。

途中、雷鳥の鳴き声を何回か耳にしましたが、姿を見ることはできませんでした。

一息ついてから雄山の急登に挑み、ご来光に間に合わせたいと気は急くものの、足がついて行かず、結局登頂できたのは5時20分。
ご来光には10分ほど遅れてしまいましたが、登り切った充実感と期待に違わぬ展望の素晴らしさは格別です。


後立山連峰上空に少し雲がたなびいている以外、晴れ渡った空に遮るもののない大展望。
遠くには富士山も姿を見せてくれています。




朝早いので登山者は未だ少なく、最高点では私の他に一人だけ、剣岳からテント泊単独行で縦走して来た!という若い女性で、記念写真を撮りっこして喜びを分かち合いました。




「6時から」と表示されていた雄山神社の社務所を覗くと祢宜さんがいたので声を掛けてみたら対応してもらえ、私とカミさん用に記念の御守を買うことができました。

7時までには戻る約束なので、ゆっくりしたいのもそこそこに、5時35分に下山を開始。
6時35分には宿の近くまで戻れたのですが、途中で痛恨のミスに気付きました。頂上でパノラマビデオを撮り忘れてしまったのです。

まだ時間があるのを幸い、ちょうど雄山の上に朝日が昇って来たので、みくりが池にその朝日と雄山が映る姿を見届けようと、回り道してみたらこれが大正解!
無風で鏡のような水面にはこの見事な光景! 天候とタイミングに恵まれた稀有な絶景です。


約束通り7時前に部屋に戻ることができ、しっかり寝て元気を取り戻したカミさんとゆったり朝食を楽しんで、チェックアウト後は黒部湖へ。
「その2」に続く