立山三日目(最終日)の成果 一 その2 | 興味の赴くままに

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クラシックのレコード音楽鑑賞と山歩きと野茂投手が好きで歴史の進歩を信じる壮年が、興味の赴くままに綴るブログです。
特に好きなのは、音楽ではモーツァルトの全部、ベートーヴェンとブラームスの交響曲、山では剣岳と鳥海山。
そして、スポーツでは野茂投手です。

50年ぶりに訪れた立山の三日目(最終日)は、早朝に雄山登山をした後、宿をゆっくり10時にチェックアウトし、黒部ダムへ向かいました。
この移動過程でも大きな成果が!

室堂からの立山トンネルを走るトロリーバス、今年限りで廃止されることを乗車時に知りました。
55年前のトンネル開通以来走り続けて来て老朽化し、電気バスにその地位を譲ることになったのです。
国内唯一のトロリーバスなので、新型への更新ではないのが残念。

トンネル内のこの青い光が灯る区間は、掘削工事が大量の出水で難航を極めた大破砕帯の箇所を示すものです。

大観峰からロープウェイに乗り継いで黒部平へ、そこからケーブルカーで黒部湖に至り、黒部湖遊覧船で湖上からの眺めを楽しみ、黒部ダムでは堰堤を渡って放水に架かる虹を見てから展望スポットからの壮大な眺めを目の当たりにしました。

大観峰展望台は、五龍岳以南の後立山連峰南半部から赤牛岳に至る山稜を見渡せ、目の前の針ノ木岳を背景にした黒部湖と上って来るゴンドラの眺めが印象的。


黒部平では、背後に今朝登った立山が屏風のようにそそり立っています。


黒部湖では周遊する遊覧船「ガルベ」号に乗船。
この遊覧船も今年限りとのこと。
こちらは完全廃止が決まっており、新造船投入を期待したいのですが、団体旅行減少等に伴う事業環境悪化で継続断念に至ったようです。


ダムから6kmほどの平乃小屋付近までの往復30分の船旅は、翡翠色に輝く湖上を渡るそよ風を感じながら湖の周囲の山々を眺めるのが爽快でした。




黒部ダムでは、堰堤上からと三箇所の展望スポットから、その大きさを実感。

堰堤上から放水の様子を見下ろすと、様々な形の虹が!




三箇所の展望スポットのうち、下の二箇所では、迫力ある放水の勢いに圧倒されました。


一方、50mほどの崖上にある展望台からはダムの全景とダム湖を見渡すことができ、そこまでの階段登りでかいた汗も吹き飛びました。


そして、レストハウスでの昼食は、お定まりの「黒部ダムカレー」。


最後は、電気バスで扇沢に出、そこから路線バスで長野駅へ。
駅ビル食堂街にある「長寿食堂」で夕食後北陸新幹線で帰京。

〆は都電。

今日は7種類の乗り物に搭乗、そのうち2つは今年限りという、乗り物好きには堪えられない稀有な1日となりました。

つきあってくれたカミさんに感謝!