30代・シングル女子の乳がんな非日常。 -19ページ目

30代・シングル女子の乳がんな非日常。

元気が取り柄の30代独身OL。
2015年1月、しこりもないのに乳がんと診断され、自覚症状ないまま全摘手術&16ヶ月間の抗がん剤治療後、二次再建。
治療ひと段落して始めた婚活からの、結婚しました!

クリップ本日の副作用:
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終日:口の中がベタベタする感じ。ジャンクフード欲して間食多め。
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モヤモヤ眠れない昨晩からの、今朝はただの寝坊。
大反省。

街中で大きなスーツケースを持った人々や、
SNSにUPされた友人たちのバカンス写真を見て指をくわえながら、本日もがっつりお仕事。

業務負荷を下げ、内容を変えてもらったおかげげか、
一歩引いたところからいろいろな事象や人を見ることができるのが新鮮でもあり、面白い。

そして、こんな私の立場だからこそできる役割もあるのかなーと感じたり。

カラダ優先、と思いつつも仕事も会社もやっぱり好き。

仕事を続けながら治療できる環境を与えてくれている会社や周囲の人、
あと自分のラッキー&丈夫で鈍感なカラダにも、一応感謝。


感謝の気持ちは仕事と健康で返したい。


そして、ネパールの人々に安心できる夜が早く来ますように。
ネパール地震被害に対する緊急支援先まとめ


明日は休みだー!
クリップ本日の副作用:
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終日:口の中がベタベタする感じ。
   匂いに若干敏感に(人の食べかけ放置や体臭)
   ※昔から匂い苦手なので、今日の高温のせいか副作用のせいかは謎
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体調ほぼ変わりなく。
今日から吐き気止めもないけど問題なし。

というわけで、今日は仕事帰りにお誘いいただいた友人とその仲間達との飲み会へGO!
ドリンクがほぼセルフサービスだったこともあり、自粛してノンアルコール。

10人強の仲間の中には私ががん治療中と知っている人が4名だけ。

なので、知らんぷりしてばくばく食べておしゃべりに興じていた・・・つもりでしたが。

むずかしーいビックリマーク

あんなにお酒を飲みまくっていた私が終始お茶、というのがまず不穏がられるし。

トークも、お年頃の男女の集団、毎度みんなの恋バナや婚活話で盛り上がる訳ですが。

がん患者の私が、恋とか結婚とかを希望する発言をしていいものだろうか...
私が誰かを好き、とか気になっている、とか言うと、相手に迷惑なのでは...
そんな私の発言を、がん事情を知っている友人はどう思うんだろうか...

 
とか、モヤモヤ色々考えてしまって上手く会話に参加できず。


とどめに、何も知らない酔った知人に、
「その帽子、がん患者みたいだね」
とズバリいわれてしまい、フリーズ。

「違うよ、何いってるのー」と嘘もつけず。
かといって、
「実はそうなんだよねー」、って言う勇気もなく。

挙動不審になってしまった。

仲良し友人には事情を話したけど、時々会う飲み仲間には、どこまで言うべきか。


そして、がん治療中真っ只中の状況で、誰かを好きになったり、そういう発言をすることは控えたほうがいんだろうか。

好きになるだけなら別にいいじゃん、って思う気持ちもありつつ、
「私、がんだけど、あなたが好き」
ってもし言われたら、相手の人は困っちゃうだろうし。

んー、どうしたらいいんだろ。

病気発覚前に恋をしていなかった自分を悔やんでもどうにもならず。

モヤモヤが止まらない。


そんなことでモヤモヤしてないで、まずは病気を治すことに集中しなさい、副作用の軽さを幸せと思いなさい、というお叱りは重々承知の上で。


乳がんの疑いが発覚した時、恋人の存在はなし。
以降、人を好きになる気持ちも封印してしまった。


まだまだ続く長い闘い。

闘い続けて、闘い終わった暁には孤独な老後が待っている、というのはあまりにも切ない。


がん患者はいつから恋や婚活を解禁していいんだろうか。


このタイミングでこんなこと考えてるの、
おかしいのかな。
クリップ本日の副作用:
強いて言えば・・・
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終日:のどの奥か食道あたりの引っかかり感
   ひじの血管がほんのり痛い(採血に失敗した箇所のせいかも)
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抗がん剤スタート前は、
事前に言われている数々の副作用に戦々恐々と備えていたが、
幸い私の場合、今のところ軽そうな気配。

では、抗がん剤治療中、何ならやっていいのか?
色々調べてみた。

で、今日の私の気分にばしっと刺さった文献はこちら。
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◯化学療法・放射線治療とリハビリ
抗がん剤や放射線による治療患者の多くが悩まされる疲労感や運動能力の低下にはリハビリとして「運動療法」が最も重要。
運動療法は、抗がん剤や放射線の治療中に開始すると、より効果が高い。
ウオーキングや自転車エルゴメーターといった有酸素運動で、最大心拍数の60~80%の強度(楽に運動ができて呼吸も乱れず、少し汗をかく程度)で20分から30分間の運動を週3日から5日行うのが理想的。
また、軽い筋力トレーニングやストレッチも、機能を維持するために有効です。

<国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターHPより>
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◯抗がん剤治療を継続するための過ごし方
できる限り、外出して快活に過ごすこと
心拍数を上げる有酸素運動を週2回以上行うこと
蛋白・鉄分・ビタミンなど豊富に摂取すること
おいしいものを食べること
外出していろいろおしゃべりすること
点滴の前後では、家に閉じこもらないこと

<新板橋クリニックブログより>
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ほかにも軽い運動を推奨する表記はあちこちに散見。

なーんだ、引きこもらなくていいんじゃん。

運動して、楽しく、美味しく過ごしていいんじゃん。


というわけで早速、3ヶ月ぶりくらいのスポーツジムへ。

先月、胸の全摘手術を受けた私にとって、
副作用の心配以外にもスポーツジムに足が向かない事情が。

 傷跡は大丈夫か
 着替えやシャワーのときに、傷跡を見られて自他ともにいやな思いをしないか

てな思いがあったのも事実。

家からウェアを着込んでいって、
気になるようならシャワーは家で浴びればいいかな、とも思い行ってみた。


結論。

 汗かいて、すごくスッキリしたー
 普通のタオルで隠す程度で大丈夫。私の裸など誰も見ていない
 サウナも気持ちよかった!


行ってよかったー。

スッキリ感と充足感しか残りません。


白血球が下がるタイミングやハゲになったらまた考えなくちゃ、だけど
とりあえず、大丈夫なうちはジムもできるだけ通おう。

友達とも会おう。

美味しいもの食べよう。


また目の前の扉が1つ開いた気がした。

いい1日だった音譜