30代・シングル女子の乳がんな非日常。 -20ページ目

30代・シングル女子の乳がんな非日常。

元気が取り柄の30代独身OL。
2015年1月、しこりもないのに乳がんと診断され、自覚症状ないまま全摘手術&16ヶ月間の抗がん剤治療後、二次再建。
治療ひと段落して始めた婚活からの、結婚しました!

クリップ本日の副作用:ないなぁ。。。
強いて言えば・・・
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終日:のどの奥か食道あたりの引っかかり感、くらいか。
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投薬3日目。

今日も快眠、食欲満点。

副作用で動けないことを危惧し、
予定を全く入れていなかったため、
この土日がヒマすぎる。

結局今日は家事とお買い物と料理と海外ドラマな1日。

ゴールデンウィーク期間中の予定も皆無。

これから先はわからないけれど、元気だったら出かけたいなー。

とはいえ、体調がどうなるか、全く予想がつかないため、
ドタキャンしたら迷惑がかかるような約束ができない。。。。

むむーっ

けっこうこれ寂しい。
贅沢な悩みではあるが。

こんな時、病気のことを知っていて、
それでもドタキャン、ドタ参加OK、だからって
誘ってくれる友達、本当にありがたい。

しかしこのだらだら生活と止まらない食欲。
動かないと、痩せるどころか太ってしまう。。。

いかーんDASH!

長いこの先、
どこまで病人でどこまで普通にしていいんだか、
探りつつやっていかねば。
ニュースでこんな記事を見つけた。

<医師のための専門情報サイトMTPro より>
40歳代への定期的なマンモグラフィ検診,今回も推奨されず
ただし「個別の判断で実施」を強調,USPSTF乳がん検診の勧告草案

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1504/1504075.html

アメリカの米国予防医療サービス対策委員会という組織が公表した「乳がん検診に関する勧告」の草案で、
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■50~74歳;2年に1回マンモグラフィ検診を推奨(グレードB)
■40~49歳:推奨せず
ただし、個人の考えや家族歴などの危険因子を考慮した上で
個別に判断する(グレードC)
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ですってー。
なんだとー!!!メラメラ
もちろん、米国人と日本人では事情もリスクも違う、とありますが。

私は、30才から、毎年の健康診断で婦人科検診を受診している。
乳がん検診は、超音波、マンモグラフィーを交互に。

一昨年度、仕事と体重増加を言い訳に
健康診断のタイミングを引き延ばしたせいで、
 2014年3月 超音波検査
 2014年9月 マンモグラフィー
と結果的に半年に2回の健康診断を受けていることに。

にもかかわらず!

3月の検診では「異常なし」。

2年前のマンモグラフィーでも「異常なし」でしたが、
MRIや精密検査の結果、病変は左胸広範に広がっていて、
おそらくこの2年や3年で育ってきたものではないであろう、と。

私のがん細胞は、非浸潤性とよばれるものが大半で、しこりはなし。
それだけ見つかりにくいし自覚症状も全くなし(後の精密検査で浸潤ありと診断)。

なので、健康診断で検査技師のお姉さんが、
「石灰化が疑われるので」と何度も再撮影をされた時、
「めちゃ痛いのに、いじわるーガーン」程度にしか思っていなかった。

・・・のにガンだった。

選択の余地ほぼなく、すでに全摘を選ばざるを得ない状況だった。

マンモグラフィーでも見つけるのが難しく、
超音波ではさらにガンを疑ってかかった上での針生検時にも見づらく、
何度も細胞採取に失敗するほどわかりにくいガンだった
(ここで医師の技術にも疑惑と不安が発生したが)


乳がんであることを女友達に打ち明けるようになってからは、
友達にも検診を受けるように強く、強く勧めている。

マンモグラフィーは怖いから、と超音波しか受けていなかったり、
乳がん検診はオプションなので、と一度も受けたことがない、
という子も多いのに驚いた。

祖母・祖父・親戚にがん患者が何人かいることもあり、
大切な人をつらそうな姿に変え、命を奪ってしまう
がんの恐ろしさを感じていたせいだろうか。
(会社負担のおかげでタダなら受けといた方が得じゃん、と言うのも大きい)

なんで今まで見つからなかったんだよー と思う反面、
このタイミングで見つかってよかった
検診を受けておいてよかった
見つけてくれた技師のお姉さん、本当にありがとう(無愛想で怖い人だったけど)

と思わざるを得ないわけで。


女性のみなさん!

乳がん検診、30才を過ぎたら(場合によってはその前でも)必ず受けてください!!
会社や自治体でもサポートしてくれているところが多いのではないかと思います。


私のような思いをする人が、1人でも少なくなってほしい。

心から。
クリップ本日の副作用:終日問題なくケロリ。
強いて言えば・・・
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起床時:ほぼ感じず
昼食後:少しのどの奥が詰まる感(気のせいレベル)
    1回だけ貧血感(気のせいレベル、ただの空腹かも)
夕食後:食道がつっかえるような感じと苦しい満腹感(これは副作用?ただの食べ過ぎか?でもたぶん。)
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考察:副作用の1つにひどい便秘もあるらしいから、
   消化機能が弱ったところに食べ物を追加しまくると、
   嘔吐や胃もたれになりやすいのかもしれない。
   言われてみれば...というレベルの胃やノドの奥の不快感は微妙にあるが、
   過去に経験したひどい二日酔いの数々に比べたら
   足元にも及ばない、というかこれを副作用と呼んだら
   申し訳ない感じ...汗



昨日初めての抗がん剤投薬。

色々な方の経験談・ブログを読み漁り、
我が身に降り掛かるあらゆるしんどい状況の可能性を想定しまくっているのだが。。

一夜明けて。
びっくりするほど快眠で目覚めて、(むしろ抗がん剤前の緊張状態よりよさそう)
朝もいつも通りにんじんジュース。

先生には、
「初めてだし、行って何かあっても会社の人にも迷惑だから」
と、出社を止められていたものの、

昨晩から続いての”大丈夫”満載感と、たまった仕事メールを見て
「こりゃ、行かない理由がないな。。。」
と恐る恐るながら通常出社。

マスク&ニット帽&メガネスタイルでガードは完璧。

朝からミーティング4つこなして、メールいっぱいして、
会社のみんなの顔みて元気になって、しかも若干残業して充実感満載。
※さすがにお誘いいただいた今夜の飲み会は無念ながら自粛して帰宅の途に。。

無事に会社行けて仕事もできたことで、自分も周りも一安心。

遅めの夕飯もにんじんジュースからの、お味噌汁と山盛りサラダ。

そして明日、明後日とまたお休み。
嬉しいような、申し訳ないような。

断捨離と、余力あれば運動と、インプットとアウトプットをいろいろしたい気分。


どうか、明日以降も副作用でませんように。

こればっかりは自分でどうにもならないから。

薬をちゃんと飲んで、良い子にして祈るしかない。