誰にも言わずに居たいけど、誰かに言ってしまいたいこと。
墓場行きの荷は増え続くが、肩へ来る質量は微塵も無い。
心に積もる想い 日々、抱え込んでは思い出しつ、忘れつ。

ストレッチ、背を伸ばすフリで君の髪を眺めているんだ。
何気ない会話で癒されているんだ。
さりげない計算を君は気付いているのだろうか。

現状、知らせる気はないけど、きっと君のことが好きなんだ。

何がどうってことはないよ。
好きか嫌いかと問われれば好きとこたえる。
ただ、それだけか、少しだけそれ以上。
だけど、ずっと、僕は黙っているのだろう。

どっちがしあわせなんだろうか。
君は教えてくれるかな。

君の言葉を聞けるなら言ってみるのかもしれないな。
消えてなくなるより前に。

海の近くで一人待ってた
黄昏れてた、あきらめきれず飲んだコーク

額に嵌まることのないパズル
演技でもないばらけ方で

場違いな道徳、今だけは知らん顔で
君と呼ぶ声は背伸びしても足りない

凛とした立ち姿をそれでいてあどけない顔
蛾眉を顰めぬようにと願うのならば
長く保たれた沈黙を
今さら破ることもない

う た が え ば き り が な い

しんじることしかできない
たしかめることはできない
ほんとうのことをしりたくはない

目を閉じて描かれるのは画素
何にも関係が無くなってしまうことをさみしいと思うのは
どこかで繋がっていたいと思うのは
結局その人のことを好きってことなんですかね

好きって一体なんなんだろうって思ったりなんかするんですけど
誰かひとりのことを好きでなきゃいけないんですかね
世の中の好きって意味と僕がずれてるだけなんですかね
とりあえず今の僕には誰かひとりをってことは考えづらいんです

だけど誰かがそばにいないとどうにも不安定な毎日で
コンビニで買える恋でもあれば
そんくらいがきっとちょうどいいんでしょうね
きっと君は知らない
僕が君を見ていることを
勝手に寂しくなっているのだ
ログインからの数値が増える度に

君は知らない
僕は君を見ている
まだ起きているんだと
思うのは薬の服用と似ている

届いた君からの手紙に
限りない即レスで応じてみれば
ひかれるとわかっていても
見せつけたくなるのは何故だろう

いそがしさを推し量ることも出来ずに
セルフスパイラル。メビウス。
リカルドはパトレーゼ。
愛すならシャトレーゼ。

黙ってジッと息をひそめて
三泊四日、デジタル・エスケイプ
そしたら君も僕のことを
気に掛けてくれるかな
電話のひとつも掛けてくれるかな
やさしい声で僕に話し掛けてくれるかな
例えば付き合いが長く、信頼しあえる友人であれば
音信不通でもそんなに心配したりもしないですむ。
連絡さえ取れれば大丈夫だと信頼しているからだろう。

ところが、そうでない場合には・・・
少しの事でも気になって気になって仕方なくなる。

メールが来ないに始まり、
コメントが付かないとか、
足跡が付かないとか、
ログインしてないとか。

不安で不安で仕方なくなる。
夜を越えるのがつらくなる。
メールの着信を夢にまで見る始末。

「ルールはルール!ルールはルール!」

久々に付いた足跡でふと、気が楽になる自分を確認してしまった。

もう、生きててくれればそれでいいやの境地。

Love is blind.


・・・違うか。

「あれもこれもなくてはならないものだった」
「なにひとつかけたっていまにつながりはしない」

否。

よく耳にするフレーズだが、そうじゃない現在や未来もどうやら存在するらしい。
僕らは出会うべき人にはどんなカタチであれ出会うことができるようになっている。

だから、心配せずに好きなようにしていたらいい。

ケントウヲイノル。
わかっていたよ、本当は。
最初から、ね。

「どうしてだろう不思議だね」
嘘だったんだ。そんなのは。

影カタチ、朧な頃に掴んだイメージ・・・
日につれ膨れ上がり重なる、重なる。
僕の想い出と。重ねる、重ねる。

それを伝えるや否や。
15の秋と同じ気持ち。

伝えるのは難しいことじゃない。
後先、思わねばこれまでと同じ。

試すなら今だけさ。
「秘するが華」と保つ沈黙。

初めて会う日に何がどうなる。
会いたい。会いたくない。会いたい。
ふたりのイメージ、壊れるのがこわくて。
君の前にいる僕を思うと・・・
消えてしまいたくなる。

ならばずっとこのままでいようか。
本気でそう思う。
振り返ってもいないのに
振り返ろうとしただけで
思い当たりのフシがある
一度ならず二度までも
知らずの君を傷つけたろう

人は愚かな存在だって
誰もが認め頷こうとも
してはいけないこともある
そんな気がして今は留まろうか

2つの後悔、するかせざるか
どちらも同じ後悔さ
とて、つらい気持ちも同じなら
後悔せずが最良かとも

絶対値の差が心にのしかかるなら
前向きな妄想はやめにしよう
少しでも自分を守るため
ひいては知らずの君をも守るため

ハナの無傷は後の大怪我にも見えるから
傷つくくらいが丁度いいと嘯いてみようか
ガラス蓋の落とし穴に尻餅をつくその前に

掴まれた心はいずれにせよ躙られる
それだけは決まり事らしい
うい~、ちょっといいかな。やってるよね?

あぁ、今日、ちょっとひとりなんだわ。ごめんね~、ちょっと。


ちょっとね、マズいんだよ~。

なんかこう、ちょっとね、いけない感じがするんだよね~。

やめといた方がいいのかな、ちょっと。

ちょっと、どうなのよ?え?

ちょっとね~、まいったよね~。

ないないと思っててもあるもんだね~、ちょっと。

え?ちょっと、さ。ちょっと。