台湾みやげの大定番である鳳梨酥、自分的おすすめパイナップルケーキ編の第三回目
↓第一回はこちら
https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12797693763.html
↓第二回はこちら
https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12798430315.html
前の記事で書いたが、私は鳳梨酥愛が濃くない。
一度気にいるととことんハマって追求する癖があるのだけれど、鳳梨酥に関してはそうならなかった。台北の有名人気店だけでもかなりの数があり、全てを試すのは不可能とすぐに気付いたから。
とはいえ台湾に通い出した当初は職場土産などによく鳳梨酥を買って配っていた。しかし回を重ねるごとに受け取る側の表情が曇っていく。またこれか…と困った顔をされることに悲しくなり、そのうち自分自身も飽きてあまり買わなくなった。
そんな風に台湾土産として飽きられがちな鳳梨酥。でも鳳梨酥は何も悪くないし、普通に美味しい菓子であることだけはどうか忘れないで欲しい。
そうなってしまいがちな鳳梨酥だからこそ、私がまた食べたいなと思うもののみを紹介しているのがこの記事なのです。ディスってるんじゃないのよ。
(;^ω^)
自分が今現在一番好きなのは前回紹介した「手天品社區食坊」という店のもの。それはいわゆる普通の鳳梨酥で、ごくスタンダードなもの。
今回紹介するのは、ちょっと変わり種系で美味しかったもの、またリピートしたいもの。
ひとつ目がこちら。
台中にある「洪瑞珍」のミニ鳳梨酥。
洪瑞珍 +886 4 2226 8127 https://maps.app.goo.gl/mmowEN6gAXXw2orG7?g_st=ic
洪瑞珍は台北から新幹線で一時間ほど離れた台中にお店がある。
こんな感じの店構え。
ここは三明治(サンドイッチ)が人気のパン屋。
甘いホイップのようなマーガリン?が塗られたサンドイッチが名物である。
ジャムとチーズがサンドされた不思議な組み合わせのサンドイッチがあり、初めて食べた時に衝撃を受けた。しっとりと柔らかな食感のパン、ほんのり甘いクリームとチーズの塩気の妙。塗られたクリームが何とも美味しくてハマった。
三明治目当てでここへ行く人が大半で、私もそうだった。しかしこの店は三明治以外にも美味しそうなパンや菓子が色々並んでいる。
二回目からはそれらを見る余裕が生まれ、そこで出会ったのがこれ。
ミニパイナップルケーキ(写真右側のもの)
一口サイズの菓子で、生地の中にパイナップルジャムが入っている。一口サイズだから気軽に食べやすく、鳳梨酥のようにパサパサしていない。しっとりした生地が美味しくてジャムとの一体感があり、お茶請けにピッタリな味。
台中には「宮原眼科」という名の洒落た菓子店があり、そこ目当てに行く方が多いはず。普通の鳳梨酥はきっとその宮原眼科で買うでしょう。
だから余計にこれをおすすめしたい。
台中に行くならぜひぜひお試しあれ。
↓宮原眼科はこういう店
宮原眼科 +886 4 2227 1927 https://maps.app.goo.gl/dsjzUA8PeK2oNRrJ9?g_st=ic
菓子店と思えない、豪華で凝った内装
映え系アイスが人気
トッピングには店の人気アイテムであるチーズケーキを乗せるのがおすすめ。
宮原眼科(日出)の鳳梨酥
生地がほんのりチーズ味で美味しい。
ちょうどいいサイズなのが◎
続いてはこちら
台北にあるベーカリーチェーン「一之軒」
Ijysheng Songjiang +886 2 2506 5816 https://maps.app.goo.gl/V9AFxv5ztx9iyNGw9?g_st=ic
某下着メーカーのようなピンクと黒の看板が目印で、台北の色んなところにお店がある。ハード系とかが売りの店ではなく、日本にもあるような町のパン屋だ。
この写真はたしか行天宮店だったかと。
駅から近い。
ここはパン屋だが、鳳梨酥をはじめとした洋菓子も置いてある。愛読していたブログでこちらが紹介されていて、それを見て行ったのが最初だった。
普通の鳳梨酥もまとまりの良い、万人受けする味でお土産にいい。ご覧の通りにパッケージも綺麗だから誰に配っても安心。
外国の、特に中華圏の菓子は漢字表記やパッケージを見て訝しむ人いるでしょう?ここのはそういう不信感を持たれにくい見た目。
今まだあるか分からないが、この一之軒でのヒットはこちらのチョコレート鳳梨酥。これも当時愛読していたブログで知った。
普通のよりやや高めだが、チョコレート味の生地でとても美味しかった。チョコの香りとパイナップルが合う。ありそうでなかった組み合わせだし、変化球としてすごく新鮮。
鳳梨酥に飽きてきて愛が薄れ、段々と心が離れつつあった私は、この人に出会って鳳梨酥の魅力を再認識した。
共に生活するうちに新婚の頃のときめきが薄れ、所帯染みた姿に見慣れて抱く気も失せた妻。それがある日綺麗に化粧しておめかししたのを見たら、やっぱり魅力的で惚れ直した、みたいな?
少しの変化でこうも印象が変わるのか!系。
変な例えをしたがおすすめです。
今もまだあるかな?あるといいな。
ちなみに一之軒はこの緑豆の落雁のような菓子が美味しいんだそう。これは青木由香さんの本で紹介されている。
この菓子は要冷蔵で、日持ちが短いので私はまだ食べたことがない。こういうお菓子が好きな方はこれもお試しください。有名茶店のオーナーのおすすめだそうですよ。なるべく帰国日に買い、保冷バッグで運んでね。
(*・ω・)
続いてはこちら。
迪化街の奥にある「滋養」という店の鳳梨酥
こちらは和菓子店で、そこで販売されているのがこの鳳梨酥。
ここのは鳳梨酥というよりもパイナップルサンドという感じかな?レーズンサンドみたいにクッキー生地の間にパイナップルジャムがサンドされている。
既成概念に囚われないこの形状がおもしろいなと思った。鳳梨酥とは言い難い気もするが、お菓子として普通に美味しかった。こういうのも悪くないなと思う。普通のに飽きた方にもおすすめだし、そうでない人にもおすすめ。
微熱山丘同様にややお高めなので、ばらまき用ではなくて自分用などにどうぞ。
コロナ禍前の最後に行った時に買ったのがこれで、これ以降から私は台湾や鳳梨酥と疎遠になった。食べ飽きたはずの鳳梨酥も、三年食べないと時々思い出すようになっていた。
この前台湾土産でいただき、それを食べて「鳳梨酥ってこんなに美味しかったっけ?」と感じたことがこれを書くきっかけ。
その時まで、自分みたいにネットや本で情報収集してRPGのように回っているだけの人間がわざわざ今さら書くことではないと考えていたのに、台湾渡航再開の時のための復習として書こうかなと思い始めた。もしかすると、これから初めて台湾に行く方の何かの参考になるかもしれないし。
情報はタダじゃないというのが私の持論。無料の記事でお店の営業時間や地図まで載せて下さる方は、手間をかけて善意で書いてくれている。自分がそうして誰かの善意から得たものがあるならば、今度は自分が別の誰かに与えたい。そういう意図もある。
コロナ禍で更新されなくなった放置ブログも増え、情報が止まっているものも多い。愛読者としては再開してほしいけど、環境が変わったり、YouTuberに転身したり、それぞれ色々あって難しい場合もあるはず。自分はまだ現役で旅行記等書いているから、渡航再開の折には今の情報を少しでも伝えられたらいいなと考えている。それまではこうして時々復習系まとめ情報を書くつもり。
パイナップルケーキ編はとりあえずこれで終了。
次は私がよく買ってきていたものをご紹介します。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今日もよい一日を、そして楽しいGWをお過ごしください。
(*・ω・)
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