自分の好きな果物トップ3は


バナナ🍌

スイカ🍉

マンゴー🥭


スイカは夏しか食べられず、マンゴーは日本で食べるとちょっとお高い。


通年で手に入り、かつお手頃。

食べ応えもあるバナナが一番身近な存在だ。

そのまま食べても、デザートやジュースにしても美味しい。


子供の頃、父がミキサーで作ってくれるバナナジュースが好きだった。牛乳は苦手なのにバナナと混ぜると別物になるのが不思議だ。


父が作る唯一の料理であり、思春期に家でいろいろある前の平和な頃の記録として残っている。厳しい嵐を越えて、一周まわって穏やかな今、もう一度作ってほしい。甥っ子たちもきっと喜ぶだろう。


バナナを食べたくなっても、一人暮らしの今は買うことを躊躇うことがよくある。一房買っても食べ切れないかもしれないからだ。


そういう人のためかバナナには一本売りのものがある。しかしそれは他と比べて高級で、同じ値段で一房買うことも可能だと考えると贅沢品に思えて手が出ない。


一房買って余らせてしまい、処分することだってあり得るというのに…。貧乏性って悲しい。


こういう事情により、バナナが食べたくても見送るとか、諦めることが多いのだが、少し前にバナナ欲が限界を越えて買ってきた。なんだかわからないが無償にバナナを欲した。


嬉々として一房購入し、雑に扱って黒く傷ませないように大事に持ち帰る。そうしてようやく念願のバナナを食べる。


バナナの甘さはちょうどいい。柑橘類のように当たり外れが少ないし、皮を剥きやすく、すぐに食べられるのも不精な人間向きで最高よ。




翌日はバナナを切ってシリアルと食べ、その翌日はイチゴとともにホットケーキに添えた。こうするとハワイのお店みたいで気分が上がる。


二日続けて食べたことでバナナ欲が満たされたわけだが、一房買ったバナナはあと数本残っている。欲求が満たされた事後のように、あんなに求めたバナナはもう求めていない。今日はあんたじゃない、今日はしょっぱいものが食べたいのよ…



そうしている間にバナナが熟してきて、皮が黒くなってきた。やばい。早く食べなければ。それなのにそういう時に限って仕事帰りに予定が入り、バナナを食べることができない。


黒くなっていくバナナが視界に入ると焦り、申し訳ない気持ちになる。食べ物を粗末にするなと厳しく抑えられた世代ゆえ、捨てることなどできるはずがない。バナナジュースにしたくともミキサーは使わなくなって処分したし、どうしよう。


そこでバナナケーキを焼くことにした。

と言ってもホットケーキミックスを使う簡易版だ。余ったバナナ2本をつぶし、蜂蜜とシナモン、ラム酒と混ぜてホットケーキミックスと混ぜてパウンド型で焼く。冷蔵庫にあったくるみやレーズンも投入。バターの量など軽量なしという適当さ。


焼き上がり、粗熱が冷めたら型から出して、表面にラム酒を塗る。ラム酒は惜しまずたっぷりと。それをラップに包み、味が馴染むよう数日置く。


食べてみたら、めちゃくちゃ美味しかった。

ホットケーキミックスを使い、軽量もせず雑に作ったとは思えない。しっとりし、バナナと洋酒の香りがたまらない高級感のある味わいだ。


天才か!と自画自賛してしまうが、これは単にバナナ様の力だ。無印のバナナバウムを筆頭に、バナナが入ったデザートって大体美味しいよね。


バナナの香りと甘さは幸福感がある。

やっぱりバナナが大好きだ。