台湾みやげの大定番である鳳梨酥、自分的おすすめパイナップルケーキ編の第二回目


↓前回のはこちら

https://ameblo.jp/nokkopanda/entry-12797693763.html


台湾の国民的菓子であるパイナップルケーキに関しては語り出すとキリがなく、その好みは人それぞれというのが正直なところ。


私がここで紹介するのはあくまでも「私が過去に食べたことがある、自分的に好きなもの」だということをご了承下さい。名店は多々あります。

(*・ω・)


コロナ禍以前、年に二回は台湾に行くというのを数年繰り返し、その回数を重ねるごとにパイナップルケーキに食べ飽きていた私。今回はそんなパイナップルケーキ愛が薄い私が今現在一番好きな店をご紹介したい。


愛は薄いものの、一食入魂の食いしん坊ゆえそれなりにこだわりはあるのです。 

(;^ω^)



手天品社區食坊

手天品 +886 2 2343 5874 https://maps.app.goo.gl/6Vhf83V4Je6LQiRb9?g_st=ic


ここが今現在自分が一番好きなお店。



この店を知ったのは今から10年ほど前、雑誌FRAUの台湾特集だった。


その特集の取材コーディネートをした青木由香さんという方のおすすめとして紹介されていたのを見たのが最初の出会い。載っていたのは小さい記事だったし光り輝く華やかさもなかったから、それを見た時は「ふーん」という程度で、すぐに店へ足を運ぶことはなかった。


青木さんは台湾在住で、2017年頃に「台湾のいいものを持ち帰る」という本を出版している。そしてその本で紹介している商品等を販売する「你好我好」というお店を経営している。(その店のことはまた後日別で紹介する)


青木さんが自身の著書でもおすすめしているのがここのパイナップルケーキなのだ。昔通っていた語学学校のそばにあり、それでこの店を知ったのだという。私は青木さんのこの本を見て、行くようになった。




この店は身体に安全なものをという趣旨のもと、主婦数名で営んでいるのだそう。


お店ではパイナップルケーキ以外の菓子やパン、ケーキも売られていて、それらはどれも無添加で安心、安全。




手天品は小籠包で有名な鼎泰豊本店のある永康街の奥の方にある。地下鉄の駅だと東門、バスでも近くまでアクセス可能。バスだと師大総合大楼が最寄りかな?


外観がこんな感じの地味で小さな店なので、ぼーっとしているとうっかり通り過ぎてしまいそう。


あまりお店っぽくないし、はじめての方だとちょっと入りづらい扉かもしれない。でも勇気を出して入ってみてほしい。


ちなみにこの写真の時はかわい子ちゃんがお出迎えしてくれた。

(*´ω`*)



店内は簡素。

その小さな店内に菓子が並んでいる。


こちらにはパイナップルケーキが二種類ある。

普通のものと、くるみ入りのもの。

そのどちらも美味しい。


青木さんが本で書いておられるが、この店のパイナップルケーキは生地が美味しい。(青木さんは生地のことを「皮」と書いている)お店のコンセプト通り、身体に優しい味がする。


安物の土産物用パイナップルケーキにありがちな変な脂っこさや匂い、ボソボソ感がなくて、優しくて品のよい味がする。餡も酸味が強くなく適度な甘さで自分の好み。


くるみ入りのは他ではあまり見ないし、個人的にはそれも結構好きなのでいつも二種類とも買う。


何年にも渡る青木さんの宣伝効果で日本人客が増えたらしく、賞味期限や保存方法のことなどが日本語のポップで書かれるようになったのが嬉しい。


お店のおばさま達はいつもニコニコと接客してくれて、会計を待つ間にくるみを挟んだ棗(なつめ)のお菓子の試食をくれたりする。そのアットホームさも好き。




手天品に来たら必ず買うものがもう一つあり、私はむしろこれ目当てでここに来ていると言える。


それは如意巻という名の渦巻き形状のクッキー。

私はこれが大好きだ。


シナモン風味の素朴なクッキーなのだが、そのカリカリした食感とバターの風味がシンプルでうまい。食べ始めると手が止まらなくなり、気づけば一袋終わってしまうこともよくある。


地味な見た目、量の割にちと高めではあるけど、シナモンが好きな方には絶対おすすめ。見つけたら買ってみてほしい。コーヒーのお供に最高よ。


ビスコッティも人気だけど私は断然如意巻派。ちなみに上の写真の左、セロファンに包まれているのが棗にくるみを挟んだ菓子。これはお茶請けにいい。




私はいつもこんな感じで買っていた。

印付きのがくるみ入り。


手天品はエコを推奨する店なので、箱は捨てずに取っておき、それを再び持って店に行っては詰めてもらっていた。


コロナ禍で台湾に行かれなくなり、その間に色々あって引っ越しもしたが、この箱は今もちゃんと取ってある。次に台湾へ行く時にはもちろんまた持って行くつもり。



今まだあるかどうか分からないが、最後に行った2019年にはこういう飾り箱も販売されていた。


中華圏のおめでたい柄としておなじみの「喜喜」ダブルハピネスがデザインされた赤い箱にパイナップルケーキが二個入るようになっている。とても素敵なので大事な人へのプレゼント用に買った。


前回紹介したお店の物よりも手作り感があるのがこちらの手天品の特徴かな?素朴ながらも丁寧さを感じる誠実な味が好きで、現時点での自分的マイベストである。鳳梨酥に食べ飽きた私が、自分用に買いに行く唯一の店。


この三年間、もし台湾渡航を再開したらどこに行こうかな?とあれこれ考えていた。ここはその中に必ず入る一店。パイナップルケーキと如意巻、それを三年ぶりに食べる日が待ち遠しい。


三年ぶりに口にしたらどうだろう?やっぱりここが一番だよなぁとしみじみ感じるか、あれ?こんなだったっけ??となるか。それも含めて楽しみ。


パイナップルケーキは奥が深い。

二回では書ききれなかったので、まだある他のオススメと変わり種系は次にご紹介します。


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。今日もよい一日をお過ごしください。

(*´∀`*)