桜が急に咲きだした曇り空 | ぐるぐる奇譚

ぐるぐる奇譚

私におこった不思議風なお話を伝えたいと思い
書いています。読んで頂けたらうれしいです。

寝ていると音がする。

起きて気が付いた。

雨でトヨがずれていたようだ。

 

起きて桜の木のところにいったら

一晩で蕾はかなり膨らんでいた。

 

雨の後、仕事へごーごー。

 

車から桜の木を見た。

ほんの少し咲いていたい。

冬の上着はいらない感じだけど

薄いコートはいる感じ。

 

昼休み散歩をする。

雪柳や黄色い花、ミズキ系が咲いている。

「きれいだね」と花を見るたび声をかける。

人が褒めることで植物はエネルギーを得るそうだ。

ひたすら褒めて散歩する。

 

すると一部か二部咲の桜の木の下を通ったら

顔をめがけて桜の花びらが1つ落ちて来た。

ちゃーんす。

手のひらで受け止めようとしたら失敗。

するともうひとつ花びらが落ちて来た。

 

ごめんなさい。気持ちを受け取れなくて。

ちょっと、とほほな気分で歩いていく。

咲いてない椿の木でまた甘い匂い。

優しい優しい椿姫。

痛んだ木の箇所が治るようにお見舞い。

 

帰りは朝より桜が咲いていた。

紅梅のような花が満開の木もあった。

 

家に帰ると桜の蕾が咲きそう。

これは開花宣言が近い。

いつもより豪華に膨らんでいる。

 

咲いたら絵師に画像を送ってあげよう。

私には見えないけど桜の木の気合の

入りぐらいが、ぱね~

若木の頃は寂しかったそうだから

今年は咲き誇ってくんなまし。

 

桜の枝が川に向かって伸びている。

まるで龍の形のよう。

いい枝ぶりで毎日、立派だなと感動する。

 

今年の桜の咲き方はいつもと違う。

開花前にこれまで気温があがるのは

珍しい。桜が咲くと雪を呼ぶのに。

雪の名残がない春。

 

雨が地震を押さえてくれる話を

「凄腕占い師」が教えてくれた。

微妙に雨が降ったり止んだり。

 

大地のエネルギーの方向性がわからない。

土に触れればわかるようになるというが。

 

亡き父が関東大震災の前に一ヵ月ぐらい

地鳴りがすごかったと話していた。

父の話は誰の話だったのだろうか。

「ふーん」と聞いていたがよく聞けばよかった。

 

かなり前、赤い月が昇った。

ノストラダムスファンは予言通りと

ざわついたのを思い出した。

 

この世を卒業した新谷かおる著の

「エリア88」の作品の中で

「赤い月が昇るとき悪い奴が悪いことを

企んでいる」というセリフがあった。

 

春というのはなんだか気持ちの置き所が

定まらない。嫌な感じ手前。

 

この季節が大嫌いで苦手。

 

☆☆☆☆☆

 

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あれだけの本に囲まれて暮らしたい。

 

詩歌の本を出すそうだ。