最近北欧メタルにハマっている訳ですが、そんな中でとても良いバンドを見つけました。

Circus Maximus
The 1st Chapter

北欧と言えば、In FlamesやSoilwork, Freak Kitchen, Dark Traquillity, The Haunted, Pain Of Salvation, Nightwish, Sonata Arctica, Children Of Bodom, など、名の知れたバンドが沢山あるように、良質のメタル産地です。これらの多くはスウェーデンやフィンランド出身なんですが、このCircus Maximusはノルウェー出身のバンドです。


まだ一部の曲しか聴いていませんが、今後期待出来そうなバンドだと思います。ドリームシアター系のプログレ・ハードですが、楽曲志向で聴き応えがあります。


何よりVocalのMichael Eriksenの声が個人的に好みです。RushのGeddy Leeに似てるかなぁ。でも、あそこまでギンギンじゃなくてとても綺麗な声をしています。音域も広そう。


随所にドリームシアターっぽさも結構あったりするんだけど、歌のラインがとても良いと思います。コーラス部分の高揚感は素晴らしい。何回も聴いています。1曲目の"Sin"は何回も聴いた。


公式サイトに"Sin"の音源があったと思うので、視聴してみては?

どうもです。久しぶりのスローブログ、行きます。


ギター手にしてもう10年くらい経つみたいです。手にした頃ってこんなに長くやると思ってたかなぁ、嗚呼中坊の俺・・・。此処に来てギターという楽器に凄く執着を持ち出して、ギタリストのアルバムとかとてもよく聴くようになってます・・・。あまり此処には書いてませんが、David GilmourやSteve Hackett、Steve Morseとかよく聴いてますね。オススメしときます。


Al Di Meolaの最新アルバム"Consequence Of Chaos"を入手しました。

Al Di Meola
Consequence Of Chaos

スパニッシュの雰囲気を醸し出していてワールドミュージックとしたいような感じのアルバムになっています。しかもそのようでいて現代的アレンジも施されています。


エレクトリックギターは何処か甘い感じの音を出してます。そのあたりは同じPRSギターの使い手カルロス・サンタナとも近い感じですね。アコースティックギターの音も非常に艶があります。この人の特徴としてアタックが非常に強く残るというのもあり、鮮やかです。この人の使うOvationのギターが非常に良い音がするので、Ovationって良いなぁ、と思うようになったのであります。でも、やっぱり弾き手が上手いからやろうなぁ・・・。


イメージで言うと最近流行りのちょい悪オヤジ??ジローラモみたいな感じやね。ラテンのカッコ良さやね。「格好良い」ではなく「渋い」という事です。


四の五の言わずにまずは黙って聴け、と。インストってのはそういうもんでしょう。前述のように甘いリードや鮮やかなアコースティックギターに加え、テクニカル且つスムースな速弾きが高揚感をもたらしてくれるでしょう。San Marco (Moderna) はよく聴く曲になったなぁ。


ちなみにこのアルバムとは違いますが、Al Di Meola, John Mclaughlin, Paco De Luciaのスーパーギタートリオによる演奏は(最早有名過ぎますが)ギター好き(ギター弾きだけでなくギターという楽器が好きな方々)には特にオススメしときます。"Spain"は最高です。


まぁ、兎にも角にも、私にとってAl Di Meolaは憧れのギタリストの一人なのであります。

Marcel Coenen
Colour Journey

オランダのギタリスト、Marcel Coenenのソロアルバムです。彼はSun Cagedというバンドで活躍しているようです。


サウンドとしてはメタル・ハードロック・フュージョンといったスタイルを組合せながら、バンドモノ・ギターインストの両方をやっているという形です。ゲストに恵まれたソロアルバムとも言えるんじゃないでしょうか。全体を通して非人間的メタルみたいなものはなく、非常にメロディアス。様々なタイプの曲が収録されているのでカラフルなアルバムとなっています。メタルが苦手・デス声が苦手という人以外にはオススメ出来る内容だと思います。(メタルの曲・デス声が一部収録されていますので)


個人的な印象としては非常にスウィープを多用する人だな、と。しかも、このスウィープが超絶的でどう弾いているのかよく分からない程です。テクニカルと言われるだけあり、テクニック的に万能な人のようで、それが幅広いサウンドスタイルに繋がっているのかもしれません。


ヴォーカルが??な所もあったりしますが・・・。


1. Waiting


スピード感のあるメロディアスなメタルで非常にクール。Andersonのヴォーカルも渋い。ギターソロ部分のMarcel必殺のスウィープは超絶。どう弾いているのか分からない。


2. Abstract Impact


メタル系ギターインスト。やっぱりソロではスウィープ。


3. Patron Saint


メタル系ザクザクリフが入っていると思いきやバッキングでアルペジオが入っていたりと、メロディアスな曲ですね。


4. Bella Mira


ギターインスト。シンセパッドによるコードバッキング・ギターのメインメロディに絡む鉄琴系シンセ音によるメロディ、そして主役であるギターフレーズが熱い。癒し系楽曲と思わせながらギターがロックで熱い曲と言えます。


5. Traumatized to the Bone


言うなれば、メロディック・デス・メタルでしょうか?アルバムの中で最もヘヴィな曲である事は間違いないでしょう。ヘヴィで複雑なギターを刻んでいます。唸るような男性の低いデス声とクリーンな女性コーラス(Collen Gray)の対比が印象的。


6. Skill Factor


これはフュージョンですね。メインを弾くギターの後でコードカッティングが雰囲気を出しています。音的には少しハードロックよりではありますが。


7. That Moment


Collen Grayによるヴォーカルで、爽やかでポップな曲。ポップです、ポップ。

8. Shrink


同じギターパターンとシンセプログラミング・リズムセクションで出来ている曲ですが、ただでは済まされていません。ポイントポイントで変拍子をかましながら、非常にクールなギターインストに仕上がっています。

9. V(erbal) D(efense) M(echanism)


ヘヴィに回帰。「ア~ア~ア~」というダルそうなヴォーカルが印象的な面白い曲です。他のヘヴィな曲に比べて異なるタイプの曲ですね。

10. New Race


メロディアス且つスピード感溢れるメタル・ギターインスト。此処でも・・・というか、此処ぞとばかりに超絶スウィープが炸裂しています。


11. Still Bleeding


エンディングを飾るに相応しい曲。女性ヴォーカルをゲストに加えたロックバラード風の曲。ピアノ・シンセ・ギターなどでドラマティックに盛り上げてくる曲です。

何ていうか今更なんですが、ちょっと書きたくなったんで書いてみます。


今FF7の音楽聴いてるんです、ピアノコレクションズには入っていない曲だけどピアノアレンジになってる奴なんですけどね、多分AC用アレンジバージョンじゃないかと思います。


以前から言ってます通り私はゲームの大ファンです。その音楽を作ってきた人達には好きな作曲家さんが沢山居ます。(そんな事から昔はゲームの音楽とか作りたいなぁ、とかそんな夢を持ってたんです。)まぁ、その中の一人に植松伸夫氏が居る訳です。


植松氏は比類無きメロディメーカーであります。こういっては失礼なのだけど、アレンジに凄く妙があるっていう人には私には思えないんですが。氏のメロディには天分があるように思えるのですね。一度で人の心を掴む、何処か温かいメロディはやはり天分なんだろうと思います。間違いなく天才メロディメーカーだと思いますね。


「アレンジは経験を重ねれば改善される、しかしメロディは経験でどうにかなるものではない。」という話を聴いた事があります。


音の列。それには起伏があって、その起伏によって人は感動する。言葉にすると簡単なようで、本当は凄く難しい事です。


難しい証拠にヒットチャート見てても「ああ、いいメロディだな」と思えるものが最近少ないです。酷いものだとただひたすら無闇に同じ高さの音を並べていたり・・・そんなのメロディっていうのか、って感じさえするものもあります。最近の邦楽に関して文句を言いたい事があるとすれば、「もっとメロディを大切にしろ!」って事です。一部を除いたら本当にプロなんだろうか?って思ってしまうくらい魅力を感じられないものが多いのです。何かプロになるべきではないレヴェルの人達が何か音楽とは別の理由でプロになっていてヒットチャートの上位にランクしてしまうという悲しい現実もあるので、仕方がないって言えばそれまでなんですが。


まぁ、その話はそれまでとして、楽曲制作を趣味としていて、いいメロディが降って来ない俺にとっては氏のメロディは羨望の的であり、同時に常に尊敬をしている訳であります。どうやったらあんなメロディが次から次に降って来るのかな・・・?無能な俺にはどうしようもないのでしょうか?


構成、アレンジ、リズム、色んな所に拘って音楽を聴いてきたんですが、やっぱりメロディのいい曲はいい、と最近思ってます。

April 1, 2006 @Radio City Music Hall, NY

Dream Theater
Score: 20th Anniv World Tour Live Octavarium Orch
初のオーケストラとの融合を試みたライヴ作品です。Dream Theaterの演奏はいつもながら・・・というか流石でした。ホントあれだけ長丁場あれだけ弾きまくってミスらないのはバケモノです。

それから武道館の時に比べて増量し過ぎです。何がって??体重が!!(爆)特にラブリエとペトルーシ。武道館の時あんなにゴツくなかったよな?まぁ、武道館の時ってラブリエが異様に痩せて見えたもんな。あれがノーマルって感じか。ペトルーシは明らかに腕がゴツくなってた。自分が減量中だからやたら人の体型気になる(笑)あとペトルーシ髪バリバリに固めてんな。顎鬚長過ぎ(笑)ちっと切った方がいいんでない??(笑)


さて、大事な中身です。演奏は先述の通りのバケモノ振りです。第一部の楽曲構成としては少し微妙。いや、貴重な曲群が聴けたからファンとしては喜ぶべきか。まぁ、盛り上げて静めてという感じは武道館の方が構成は良い感じでした。第二部は初のオーケストラとの融合という試み。"Six Degrees Inner Turbulance"の壮大な組曲を丸々とそして"Vacant"と"The Answer Lies Within"と静めながら"Octavarium"の流れに持ち込み、"Sacrificed Sons"で鎮魂、"Octavarium"と超大曲と持って来、アンコールの"Metropolis"でフィニッシュ。第二部の流れは完璧です。最後に"Metropolis"を持ってくる辺りがニクイ。


"Six Degrees"の"Overture"など聴いているとオーケストラ演奏がイマイチ。音が「?」だったりするんですね。バンド+オーケストラ形態になって良い感じになってきました。ただバンドとオーケストラの音の大きさを考えた場合、オケの音が少し弱いんです。例えば"Sacrificed Sons"のStringsのティラティラ、ティラリってのが聴こえてこない。まぁ、それも先述の事を考慮すると仕方が無かったかもしれません。


今回のDVDの見所を言いますと、やはり"Vacant"~"The Answer Lies Within"~"Sacrificed Sons"~"Octavarium"ですな。特に"Sacrificed Sons"の盛り上がりはかなり見所です。ポートノイの鬼ドラミングは見物。"Octavarium"のペトルーシも見物ですが、今後理想的なオケとの融合が果たされる事を希望して、今後の楽しみとしておきます。


Dream Theaterというバンドとオーケストラとの融合というのは前々から期待してて、そしてその理想的な融合が可能な数少ないバンドだと俺は思ってます。ただ、今回理想的な融合は果たされませんでした。まぁ、仕方が無いですね、まだ1回目なんだし。だからこそ、このバンド+オーケストラの試みを今後も続けて欲しいです。



[以降は読みたい人だけ読んでください・・・。此処まででも十分長いからね~。]


バンド+オーケストラというのがなかなかうまく行かないっていうのは、よく分かるんです。まず、楽曲がやはり最初にある程度それを想定して作ったものでないとうまく行かないという点(丁度良いバランスを保つにはこれは必須)。次にバンドの特性(演奏などの問題)。この二つに関してはDream Theaterはクリアしていると思います。三つ目の問題はオーケストラ団員などクラシックの連中はポピュラーミュージックに対して強い偏見などを持っており、非協力的である事が多いという事です。これが最大の問題です。


従って、今回の"The Octavarium Orchestra"結成にしてもかなり困難だったのではないかと考えます。幸運にも参加して貰えたという形で結成する事が出来たのかもしれません。また、融合という意味では更に困難な事があります。バンドはドラマーの刻むビートを基準に演奏します、一方でオーケストラは指揮者の指揮を基準に演奏します。つまり、理想的な融合を果たす為にはドラマーと指揮者の意思疎通が最重要事項となります。これを果たすのは当然ながらかなり困難です。


それでも私はバンド+オーケストラの理想的な融合を願ってやみません。そしてそれを実現出来得るのはDream Theaterではないかと思っているんです。そういう訳で今後に期待します。いつかクラシックの人々にもポピュラーミュージックを正当に評価して貰い、歩み寄りがある事を期待します。