あときとた上演ミニパフォーマンス 2/9と2/14 | この辺りの見所の者

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2/9




2/14




秋田文化創造館のXのポストから↑

2/9と2/14日の秋田市民市場広場で行われたミニパフォーマンスに足を運んでみた。


2/9日の広場は露店が出ていて人通りも結構あった。2/14日は露店が出ていなかったの広場全体がパフォーマンスの場として機能。


2/9日はコンテンポラリーダンサーの加賀谷葵さん含めた女性三人によるパフォーマンス。

14日は加賀谷葵さんと男性といがぐり頭の子供に途中から女性二人が加わる。


両日とも、場と時間は同じなのだが、パフォーマンスの質感がかなり違いがあって楽しむ事が出来た。9日は露店があったので広場内でパフォーマンスが出来る範囲は限られていたが、凛と締まった空間の中でパフォーマンスが始まった。身体の密度が濃い序破急の序。三人が三角に対峙してから波と急に展開していくと限られた広場内でも外側に放射していくかのよう。市民市場を行き交う人々の声とパフォーマンスが交じり合う不思議な空間。途中、音源としてホルストのジュピターが流れて、パフォーマンスの展開が変わり広がりを見せた。


14日は広場の二階から観る事にした。間の12日に、はだしのこころパフォーマンスで感覚の対話としてのフラットを意識して観てみようと思ったからである。


個人的勝手な妄想になるが、9日のパフォーマンスは序破急で14日は急破序の流れに感じた。軽みで加賀谷葵さんと男性と子供が縄で四角に囲った空間からパフォーマンスが始まる。


次第に縄の外側に三人は出ていき広場全体を有効に使い始めた。子供は自由に広場を走り回る。14日は暖かい天気で陽射しも出始め、広場内の人通りは少なめ。人々のざわめきよりも、二階からみたパフォーマンス舞台は自分からみてキャンバスの画角内にパフォーマーやたまに行き交う人々がうごめいている感覚。


急→破→序流れでパフォーマーが二人加わると破でキャンバスの平面から立体的はリズムとしてのグルーヴが帯びてきた。序になり静かに身体の密度は濃くなりパフォーマー同士の気の圧縮。


偶然だと思うが、段が終わったかなと思ったとき広場内の定食屋の営業時間が終わり、店員がお客さんに「ありがとうございました。」の掛け声が聞こえてきた。段の終わりとして偶然性にハッとなる。

そこから音楽をかけて全員が楽しく踊る。後宴みたいな感じかな。


同じ場、時間でも、パフォーマンス展開の違いに楽しみを見出せる。そう、これも感覚の対話。