落語配信放浪記〜七夕の笑福亭たまのZOOM 自宅落語会 | この辺りの見所の者

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個人的に、笑福亭たまさんと桂華紋さんが配信落語で立合となる番組に興味をそそられて購入してしまった。


笑福亭喬若さんは、お初。喬介さんの兄弟子か。雰囲気が、ザ・大阪。一人酒盛も配信はやり難いと言いながらも、酔っ払いの雰囲気が醸し出されている。

江戸家まねき猫さんも、お初。鶏、犬、猫の鳴き声物真似から、出演者に鶏の鳴き声のレクチャーもあった。結構難しいんだな。

たまさんは、へっつい盗人。画角チャレンジしてましたね。顔をカメラからフレームアウトして、戸を開ける音や小便の音を口から出しているのをわからないイメージにしている。
斜めや横の人物のズームイン、ズームアウトで遠近法が画角に出ていた。更に、すっ転んだ場面はカメラを激しく揺らして、ドキュメンタリー性を出してた。ここまでやるかあ。カメラ画角の計算がしっかりしているので、テレビでのカメラの切り替えに近い感じで観る事が出来る。

再び喬若さんで笛をヒューチャー。林家染丸師匠の出囃子や、チャットからのリクエストで情熱大陸、ジブリなどを笛で吹く。

桂華紋さんは、うなぎ屋。華紋さんでは、お初のネタ。たまさんの、へっつい盗人を観て、どうすんのかなとワクワクしていた。紋紋落語会でのVAR落語も、紋四郎さんが、断片的な動きをしているのを見て、それを拡げていったのを見ていたからだ。

うなぎを捌く場面から、たまさんの画角に刺激を受けたか、顔をフレームアウトさせたり、終いには、うなぎを掴みながら追いかける場面は、完全に画角からフレームアウトした。思わず笑った。
ここまでやるかあと。

たまさんが、うなぎを親指で表現するのはどうかと言っていたけど、内心、悔しかったのかなと勝手に思った。そこしかツッコミを入れる所が無かったからでは。

リハを完璧にして画角計算をする、たまさんと、華紋さんは、ほぼ即興だろうなと思わされる画角計算。

そういう視点で観ていたので、ワクワクする落語会だったね。