↑のつづき。

さて、鵜羽神社⇒塩釜神社から、屋島をさらに南下してゆく。


塩釜神社から徒歩数分。



『八坂神社』である。


広い境内だ。

ワタシが子供だったら、境内サッカーをしているところだ⚽




この形状は、鳥居ではなく
「注連柱(しめばしら)」と言うらしい。

鳥居よりもさらに好きだ。


手水舎。



豊かな表情の狛犬。



この八坂神社は初めて知ったのだが、立派な造りである。

随神門まで。


横には『祓戸社』。



牛。

牛頭天皇だからかな。



拝殿。

鎮座地 香川県高松市屋島西
創建 937年頃?
祭神 建速須佐之男命

由緒によると、
承平六年(937)八月、海から甕を乗せた浮き筏が流れ漂って入江の里(木太の古宮)にやってきた。
村人は怪しんでお上に報告したが、その夜、村人の夢に鬼のような頭に角が生えたものが現れて、
「あなた達が私を祀ることができるなら、あらゆる病気は治り、その上長生きもできるであろう」
と言った。
翌日、村人が集まってその夢を話合ったが、皆同じようなことを言った。
そこで相談して祠を建て、浮き筏が着いた日を祭日とした。
それが現れた地を影向塚と言い、今もなお田の中に残っている。
この時村人が建てたのが牛頭天王祠であり、これを後の人は八坂神社と呼ぶようになったのだそうな。


村人は「角の生えた鬼のようなモノ」を、牛頭天王と解釈したということだろうが、実際は何者だったのだろうか。

女木島の鬼さんだったのかも。



日本には、海から流れ着いたモノを来訪神として祀る…といった伝承がいくつもある。

宮古島の鬼神『パーントゥ』などもそうだろう。
旧暦12月の最後の丑(うし)の日に行われることは、牛頭天皇と「牛」繋がりである。

大昔、宮古島に、クバの葉に包まれた黒と赤の仮面が漂着し、村民はこれを来訪神として崇めたことが始まり。

クバとは「ビロウ」のことなのだが、高知県南西に『蒲葵島(びろうじま)』という島がある。

久しぶりに沖縄ネタをぶっこんでみました(笑)

でも、四国と沖縄ってナニカで繋がっている気がするんですよね。

琉球王家の始祖と言われている『源為朝』は、
崇徳上皇を訪ねて四国まで来た…という伝承もあるのだそうな。



裏側に回ってみる。


後ろから本殿。

千木は男千木。

当社に祀られている『スサノオさん』は男神である。



強い日差し。

冬晴れって良いですよね。



拝殿左側には、境内社がある。


ちゃんと鳥居もある。


八坂神社末社十社。
萬小社
塩釜神社
若宮神社
荒神社
斧神社
幸神社
熊野神社
金刀比羅神社
山下神社 
天満神社



特に気になったところをアップで撮ってみた。

斧神社(木割権現)の祭神に、
オオヤマツミとオオワタツミ。

この二神が一緒に祀られているのは初めてみた。





塩釜神社にオオワタツミ。

萬子社の八大龍王大神…

これは後日で深掘りせねばなるまい。


忠魂碑。



石灯籠には、月と牛頭天皇。


八坂神社を後にし、最寄の駅に向かう途中に、
鳥居があった。



八坂神社と彫られている。

先ほどの八坂神社が、元々鎮座していた場所なのだろうな多分。




さてさて、高松の神社巡りはこれでおしまい。

行ってみたい神社はまだまだ沢山あるが、致し方ない。


最後に、八坂神社について少しだけ。



八坂神社と言えば、誰しもが京都の八坂神社を思い浮かべると思う。

しかし、重要なことは、『日本三大祇園』と呼ばれている場所。


京都の『八坂神社』、

広島の『沼名前神社』、

そして…


徳島の『宍喰八坂神社』。


これだけでも、いかに徳島が重要なのがお分かり頂けるでしょう。

宍喰八坂神社に関しては、敬愛するコラクさんのブログをご参照ください↓


コラクさんは阿波古代史の考察において、最も信頼すべき方々の一柱だと思っております。



コラクさんのブログ内に、「八坂神社の神紋『五瓜に唐花』は『五瓜に桜』にそっくり」だと記載されており、確認すると確かに二つの神紋は、

瓜だけに『瓜二つ』。


「元々はキュウリではなく桜だった」。


さもありなん。



桜はコノハナサクヤ姫。


ワタシはある時期のスサノオは、コノハナサクヤ姫と同一神だったと思っている。




翌日はついに、『徳島編』だ。




さっきに言っておきます。

徳島は最高です❗


つづく。


ではまた❗

参拝日2023/01/31

関連記事↓





人気ブログランキング