↑のつづき。

さて、浜松の遠州鉄道沿いの旅も大詰め。

朝6時の始発から始まり、10時までには新浜松駅に戻り、仕事を始めなければならなかった。

昨日は、自動車学校駅で下車⇒有玉神社へ。

今朝は終点の西鹿島駅で下車⇒椎ヶ脇神社。

徒歩で於呂神社へ行き⇒遠州岩水寺駅で乗車。

浜北駅で下車し、浜松最後の神社へ。


↓遠州鉄道沿いの参拝した神社を簡易図にしてみた。


浜北駅から徒歩7分ほど。


なんと、浜北文化センターに隣接していた。



『貴布禰神社』である。





ご神木のクスノキは、推定350~400歳。



拝殿。

『貴布禰神社』
鎮座地 静岡県浜松市浜北区貴布祢
祭神 高龗大神(タカオカミノカミ)
創建年代不詳(この響きが好き)

江戸時代、この辺りは木船村と木船新田村の二つの村があったのだそうな。

それぞれに産土神を祀っていたが、明治8年に合併し、貴布祢村となった。


社名に貴船の「船」ではなく「布」の字を採用している理由は、この地が遠州綿布の中心地であったからなのだそうな。

なるほど、同じ社名の神社でも、漢字にその土地の特色が現れるのは面白い。


千木は女千木、鰹木は偶数。

祭神である水神『タカオカミ』はやはり女神である。

椎ヶ脇神社には『クラオカミ』が祀られていた。

姉妹揃って天竜川の町を守っているのだろうな。





由緒では、錚々たる神様が祀られている。

貴布禰神社 高靇神(水の神様)
  本社 貴船神社 京都市左京区鞍馬町貴船町
御室神社 大物主神(土地の神様)
  本社 大神神社 奈良県桜井市三輪町
配祀神 
 大日靈貴命(天照大神の別名)
 素戔嗚命 (疫病除けの神様)
 建御名方命(武勇発展の神様)
 大山祗命 (山林事業の神様)
 伊雑富命 (農業の神様)
 白山姫命 (国生みの神様)
 宇加之御霊命(穀物の神様)
 その他合併末社七十数社


当社はあまり大きくはないが、摂末社の数が多い。

実はその昔、天竜川の大洪水で社殿など多くのものが流されてしまったのだそうな。


この町の地名はキフネであり、貴布禰神社が鎮座している。

どっちが最初なのかはわからないが、地名と社名が一致しているところは、歴史が感じられて好きだ。


浜松市はとてもステキな町だ。

遠州鉄道沿いにはまだまだ行きたいところもあった。

岩水寺の根堅遺跡から見つかった旧石器時代の『浜北原人』は18000年前のモノなのだそうだ。

本州最古、日本国内でも沖縄に次ぐ古さ。

スサノオがいた根之堅洲國つまり「根の国」は、やはり『根堅』なのかもしれない。

素盞嗚命(スサノオ)は『スサナル』とも読める。

浜松市西区には、「佐鳴湖(さなるこ)」もある。

関係は100%無い…とは言い切れないのではなかろうか。


根の国.冥界に住む神は永遠だ。

浜北原人も一万年の時を越えた。


本当の「寿命」が尽きるのは、「忘れられた時」である。


またきたい浜松。

今度は遠州鉄道沿いや浜名湖鉄道沿いを歩き回りたい。

そしていつか、天竜川を上り、途中途中の土地を散策、最終的に諏訪湖にたどり着くのだ。

頑張ればなんとか叶いそうな夢である。


大好きでした浜松市。

最高です。

2022/8/22


さて、一仕事終えたら、夕方からは静岡駅に移動である。

つづく。

ではまた❗



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