↑のつづき。
さて、浜松駅周辺で一泊。
仕事は午前10時から。
時間は限られている。
早起きして遠州鉄道(西鹿島行き)の始発に飛び乗った。
33分後、西鹿島駅。
当たり前だが、平日の朝の電車は、上り電車が混み、下り電車は空いている。
この感じが好きなのです。
都会に行く上り電車と、田舎に行く下り電車。
しかし、古代は逆だったことだろう(電車はまだ無かったと思うが)。
山に登れば登るほど、『上り』であったはずだ。
トコトコ道歩き。
十数分は歩いただろうか。
天竜川が見えた。
行ったこともなかったのに大好きな川。
やっと来れた。
なんか雲が『龍』に見えてきた。
少しキツネのような顔の龍。
龍と思っておこう。
その方がワクワクするし(笑)
天竜川、実際に来ることが出来たわけだが…
やっぱり大好きでした。
鹿島橋。
この辺の地名「鹿島」。
これにも意味がある。
きっと繋がっているのだ。
そして、
着いた❗
今年一番のミッション、
『椎ヶ脇神社』である。
そして、天気予報に反し、晴れた。
長い階段。
一段一段登るたびに鼓動(息切れ)が高鳴る。
振り返ると天竜川。
一の鳥居。
振り返ると太陽が高くなっていた。
ここからは緩やかな階段。
何度も振り返ってしまう。
木々が迎え入れてくれた気がした。
モノは考えようである。
公園があった。
自然豊かでキレイな公園。
社務所。
朝早過ぎて空いていない。
ご挨拶したかったが、致し方ない。
社務所の反対側には、
どーん。
二の鳥居。
早朝の神社は良い。
三の鳥居。
手水舎。
目を見開いた狛犬。
思わずワタシも目を開く。
拝殿。
『椎ヶ脇神社』
静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島
『鹿島』の地名はコノハナサクヤヒメ姫にも繋がる。
鹿嶋神宮と言えばタケミカヅチだが、それは表向きである。
後日まとめましょう。
女神大集合の神社。
祭神
闇淤加美神(クラオカミノカミ)
豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)
↑で書いた通り、ワタシの中では
タカオカミ=豊玉姫=イワナガ姫
クラオカミ=玉依姫=コノハナサクヤ姫である。
つまり、一見関係が無さそうな、椎ヶ脇神社の二柱の祭神は姉妹。
この土地に伝わる玉袖姫(赤大蛇)と二つの珠の伝承。
そして、椎ヶ脇神社に伝わる竜宮伝説。
昔々、この神社の神主が枝切りをしていた所、ナタを淵に落としてしまい、拾おうと覗き込むと、深い淵中に引き込まれてしまう。
目を覚ますと、なんとそこは竜宮城であった。
竜宮城にいた乙姫から、「このことを話したら口が聞けなくなる」と釘を刺された。
地上へ戻った神主は、話すのが駄目ならば、この事を書いて皆に教えようと考え、紙に竜宮城について書こうとした途端に、字が下手になってしまったのだそうな。
椎ケ脇神社は元々往古猪家神社とも呼ばれていた。
当社の北側には天竜川の深淵があり、その断崖絶壁の上に大木の椎ノ木があり、椎ヶ淵と称された。
神主が引き込まれた「淵」はここである。
ある古文書によると、この時神主が竜宮で会ったのは、乙姫ではなく竜神であったと記されているとも…
この地には竜宮、龍神にまつわる伝承が多く残されており、豊玉姫や玉依姫と大いに関連性のある伝承だと言える。
クラオカミと出会ったのなら、タカオカミも近くにいるはずである。
ふと、歩いていたら、気になる場所。
なんと、『金貨水神様』。
やはり、徒歩の旅は発見が多い。
参拝して、落ちていたゴミを拾っといた。
今度からビニール袋持ち歩こう。
浜松珍道中。
つづく。
ではまた❗
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