まっくら森は心の迷路。まっくら・Ｋ・Ｋ。
ヨシコイ！としたところで人は泣き虫です。
私は理不尽なほど涙もろくってしょうがありません。要相談か？
たとえば商店街を歩いていて、不動産とパン屋や薬局の間くらいによくある古めの塗装場みたいな店の中で、小さい眼鏡を額に掛けてこつこつ何かの作業にはげむお爺さんがあるとします。
どうかしら。ぐっときますよね。
どういう風にぐっときたかと言われるとしどろもどろになって答えきれないので悲惨ですが、不作法ながらもぐっ！ぐっぐっ！何だあっちいけ！となるのです。
あとは監督の指示も聞かずに泣くのみ。
なぜ泣く？やいこの。
それは目(ジロジロ)力の高さ。ぱっと見ただけで瞬時に絶するくらい想像するうえ、ＴＨＥ好奇心だからでしょうか。
そもそも、よくあるし、古いし、塗装場だし。何代目か知らないけど全盛ほどの活気はおじいさんや店には絶対ないし。決め付けるというよりその通りです。そうであったが良いに越した事なさ過ぎるんです。
その内「ドヤドヤ」とか言いながら草むらから出てきたギガンテスに罵倒されやがる。
退屈を楽しむのがすごく上手いーんーです。
誰にも分けねぇよ。支配の一環。
退屈無視の最高峰は「散歩中の度重なる想像と心地いい足痛」。散歩が大好っきです。
歩きというのは、ずっと景色が変わっていくので常にタイムリーに話を描けて、認可も必要ない。商人に訝しそうにされたらニッコリ微笑めば「なんだただの豊かな人か」で済むし。
退屈を楽しむのが好きで散歩に好意があるのです。
散歩の方も、私に好意があるでしょう。好意とはいかないまでも、授業中いつも目が合う。
マイッタね。。。
そんな調子ーズだから、ノンフィクションやドキュメンタリー番組を観たら大変なことになる次第です。
先日は私のお気に入り追加系番組 ＮＨＫの「サラメシ」で泣いてしまいました。。
サラメシとはサラリーマンのＭＥＳＨＩです。一概の“サラリーマン”ではなく広義に「働く人」。の、ＭＥし。
さまざまな職種の勤務現場におとずれあくまで「飯食うまでいますんで」のスタンスで、働くさまを取材し撮りもとめ、で昼になったら待ってましたとばかりに昼飯に何食うかをジロジロ見る。
可愛い番組でしょう。あげませんよ。
さらには外食にむかうサラリーマンを唐突につかまえランチを共にする「さし飯」や、各家庭の弁当にまつわる便りの紹介、家庭のおにぎりの風景をとる「おにぎり百景」、今は亡き著名人が食べた名店の昼飯を紹介「あの人が愛した昼メシ」などなど。目白の顔面押しっぱなし。好いと～よ。
飯関係の番組・ドラマ・漫画の中でも随一に挑戦的で意欲的です。その番組の中での昼飯まわりの日常のくだりでございました。
普段は山麓と山頂の集落をむすぶ登山鉄道の管理会社につとめ、実務作業や事務をこなす４０代の男性。実家は神社であり仕事のない土日は白袴を着、神主として働くといいます。
日常に休みがないのでは？ところが男性は「土日がくるのが小さな幸せ」と言うのです。なぜか。
ある昼、彼はにっこり微笑み、境内に続く石段を上からのぞいていました。そこへせっせと登ってくる小さな姿があります。
小学生の幼い娘さんが、お弁当を片手に登ってくるんです。
顔を上気させて「はいパパ」とぱっと弁当の包みを渡したら、「ありがとう」の言葉を背にまたちょこちょこと下りていく。可愛さ。
パパは「これが楽しみでね」。むぅ。
アチャア泣いてしまいました。登場人物の誰も泣いていないのに。
可愛いねあのせっせの登りとぱっと帰る感じ。でもちょっと嬉しそうによ。母親の顔もまぶたの裏に浮かぶさ。
ここで「７２時間」のＥＤの松崎ナオの曲が流れてたら多分一生職場を早退せざるをえないでしょう。
ご飯へのまつわり、昼飯、まして「サラ」の部分、にとどまらない。これがノンフィクションの歴然たるやり方です。
人にも見せてあげたいなあ。そんな所でした。
ＯＬとかに見せてあげたいなあー。自動で見るっつーの。
そのためもあってか、同期の元「めろんスケッチ」の古畑君という人の好さそうな子と仮コンビを組みました。
一旦『めろんドール』といいます。
「かろうじて、気の狂った世界観には理解あるほうだから」と若干言ってくれたような気がした為お願いしたのかも知れません。
久々に出場させて頂きます。
「シェイプレスライブ56」(ニコ生＆youtube)
日程：2/12(木)
時間：開場18:30 開演19:00
場所：中野シェイプレス
料金：500円
MC：ギャースカランド
出演：日の丸じゃぱ男、金子ほまれ、孔雀団、ハジムワークス、ウェンディ、レインボーグランド根本、招き猫、お掃除プリンス石ちゃん、シードラゴン山田、蝉、Ｋｕｔｔｙ、毒舌大臣、ショート・ローリング・ストーン、ゼウスちかお、シリアル、めろんドール 他
＜企画コーナー＞日の丸じゃぱ男案を予定。
宜しくお願い致します。
さっきのＲ－１はとにかく明るい安村さんに釘付けになりました。優しい気分を頂戴しました。