令和4年1月20日
「老後」という言葉があります。よく考えてみると、
何とも理解し難い言葉です。
サラリーマンが、定年間近になると話題にする「老後を
どう過ごそうか?」というときの老後は、定年後のことを
言っているようです。
八十歳半ばを越えたお婆さんが、野良仕事を
しながら亡夫の遺族年金や息子から貰うお小遣いを、
せっせと貯金している理由が“老後の為”だそうです。
既に十分に「老後」と思われるこのお婆さんの「老後」とは、
一体いつのことを言っているのでしょうか?
この人の考える「老後」とは、やはり働けなくなってから後の
ことなのかもしれません。
働いているうちは、幾つになっても、まだまだ「老後」では
ないのでしょう。