令和3年8月26日
新型コロナウイルス禍で鎖国状態になるまでは、多くの外国人が
来日し、日本人のおもてなしの心や強い責任感を称賛していました。
でも、こうした昭和の価値観や強みだったものは「人に寄り添う」ことが
競争力の源泉となっている観光業などを除けば、日本企業にとって
もはや弱点になっていると指摘する人もいます。
昭和の仲間意識で結ばれた均質な組織では、優秀で
目立つ人材は、周りから妬まれ、「出る杭は打たれて」しまいます。
そこでは、組織や業務のやり方を変えるといった抜本的な改革は
好まれず、とにかく各人が組織のために、仲間のために、懸命に
働き努力する姿が尊ばれました。
でも、時代が激しく動きました。
いまでは、均質な組織より多様性のある組織が重要視されるように
なりました。