令和3年5月21日
2009年「アカデミー賞の長編アニメーション賞」には「カールじいさん
の飛ぶ家」が受賞しました。
この映画の冒頭シーンは、「カールじいさんが子供時代に妻と出会い、
結婚し、日々を積み重ねて、やがて妻を失い一人になる」という流れを
無声画像で綴るものでした。
印象的なのは、妻が毎日ネクタイを締めてあげるシーンでした。
なにか特別なことが積み重なるのではなく、ルーティンワークのような
日々の積み重ねが人生をつむいで行く・・・・。
そして、その同じことの繰り返しを一緒に過ごす相棒こそが、妻や夫
なのだと思います。
その人生の相棒が、突然に亡くなり一人になる悲しみ・・・・。
私にはカールじいさんの悲しみが心に響きます。