「成功体験」 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

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人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成27年1月30日


 高度成長期の成功体験がリセットされないまま

日本は、21世紀に突入してしまったようです。

だから、デフレ地獄から抜け出せない中で、

企業の中には「昔の成功体験を忘れられず」

悶々としている経営者も少なくないようです。


  「昔の成功体験を忘れられない」という現象は、

サラリーマン個々の定年後人生でも起こります。


仕事や会社中心の人生を送ってきた人ほど、定年後

をどのように過ごすかが大きな課題となります。 


 会社や組織を背負って来た人ほど、ひとりの個人として

生きていくことに戸惑いが出るようです。

例えば、定年後の「肩書き」です。「よくある」と言われて

いるのが、定年後の一寸した集会でも“私は、

○○会社の○○部長をやっていました”と

自己紹介する例です。

 

 どうしても現役時代の栄光が忘れられないことと

「定年後の自分の肩書き」をきちんと見出せない

ことから、こう言ってしまうのでしょう(私のように

サラリーマン時代に大した肩書きが無かった人は、

昔の「肩書き」には余り執着しないのですが・・・・)。