「昔の成功体験を忘れられない」 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

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人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成27年1月26日


  日本の多くの企業は、デフレ地獄から

抜け出せない中で「昔の成功体験を忘れられず」、

抜本的な企業体質の改革を行えていないと言われます。


  「昔の成功体験を忘れられない」という現象は、

サラリーマンの定年後人生でも起こります。仕事や

会社中心の人生を送ってきた人ほど、定年後をどの

ように過ごすかが大きな課題となります。


  会社や組織を背負って来た人ほど、ひとりの個人

として生きていくことに戸惑いが出るようです。

例えば、定年後の「肩書き」です。「よくある」と

言われているのが、定年後の一寸した集会でも

“私は、元○○会社の○○部長をやっていました”と

自己紹介する例です。


 どうしても現役時代の栄光が忘れられないことと

「定年後の自分の肩書き」をきちんと見出せないことから、

こう言ってしまうのでしょう(私のようにサラリーマン時代に

大した肩書きが無かった人は、昔の「肩書き」には余り

執着しないのですが・・・・)。