平成26年8月16日
「定年退職後は、自分の気ままに自由気まま
に生きる」という言葉をよく聞きますが、実際は、
そうは簡単には行かないようです。
年を取って来ると、頭の中は昔のままの自分を
イメージしていますが、身体はそうは行きません。
年を取るに連れて、言うことをきかなくなってきています。
そして、イメージ通りに動かない身体に、ある日ハッと
気がつくと、「こんなはずではないのに」と、気が動転し
ガックリしてしまいます。
また、残念なことに、身体がいうことをきかなくなってくる
に連れ、気持ちの方も余裕がなくなり、「我慢がきか
なくなったり、短気になったり」します。
短気になれば、周りとの軋轢も増えてしまい、益々イライラ
が募ります。
厳しい浮世では、いくら年をとっても、「自分の思いのまま、
気のままに生きる」のは、そう簡単ではないようで、
現役時代とは、相手は違うものの、やはり周りの
人の気持ちをおもんばかって生きて行かざるを得ない
ようです。