平成25年3月7日
昨日は春の強風が吹きましたが、ここのところ
暖かい日が続いています。
もう直ぐ、桜も一斉に鮮やかな花をつけてくる
のでしょう。
桜といえば、中国古典に、「花は半開きを看る」
という一文があります。
これは、「満開に咲き乱れている花は確かに
きれいだが、すぐに見飽きてしまう。
だから、満開よりも五分咲きぐらいの方に、かえって
花の風情があるのだ」という意味だそうです。
確かに、満ち足りた状態というのは、だれでも
願うところではあります。
然し、「満ち足りた状態には、必ずいつかは
終わりが来る」というのもまた他面の真実です。
だから、遂に満開に至ることなく、五分咲きぐらいで
終ってしまう人生も「また楽しからずや!」だろう
と思っています。