平成25年2月13日
今となれば、ずっと昔のことですが、今でも励ましの
言葉として大事にしていることがあります。
「社会人新人として働き始めたとき、新しい仕事に
馴染めず辛い毎日を過ごしていましたが、そんな私を
じっと見ていてくれた上司がいました。
そしてある日、その上司がかけてくれた言葉を思い出します。
“無理ならやるな。辛かったら逃げろ。力が出ないなら中途
半端でやりすごせ。それで周囲が困るほど、実は君への
期待値は高くない。そうこうするうちに、すべては解決に向かう。
そんなものだよ、人生は“。」
どんよりした気分を抱えているときにかけられたこの言葉は、
心に染みたものでした。
この言葉の裏に、「君はもともと大した器じゃないのだから、
肩ひじ張りなさんな」という温かさを感じたのです。
誰も自らの筋力を超えた荷物を背負うことはできませんし、
器以上の水も貯められません。「自分はこんなもの」という
そんな当り前のことを改めて思い知らされた励ましの言葉でした。