平成24年11月15日
今日の朝の通勤時のことです。
いつもの通り、プラットホームに並んで電車を待っていると
別の列に私より重傷そうな足の不自由な男性が並んで
電車を待っていました。
電車に乗り込んでも、席は満席で座るところがありません。
どうするのかなと思ってみていると、席に座っている女性の前
のつり革につかまって立ちました。
優先席の前で杖をついた人が黙って立っているとき、それは
間違いなく「座らせてもらえませんか」という意志表示です。
しかし、誰も席を譲ろうとしないときがあります。
この場合、席を譲ってもらうための法則のうち、どこに問題が
あったのでしょうか?
誰もが「いいところを見せたい」と思っているため、やりように
よっては複数の人たちが席を譲ることも有り得ます。
しかし、それにはタイミングが重要なようです。
それは、自発的であると思わせるための微妙なタイミングです。
そのタイミングを逃がすと、譲りたいと思っている人でも、
人に言われてから席を譲るのはかっこ悪いという理由から、
わざと知らん振りをする可能性があるようです。
今日はその男性が、電車が揺れたため大きくよろけたときに
前に座っていた女性が席を譲り、一件落着となりました。