平成24年10月29日
能登半島の高級旅館「加賀屋」は、その「お客様への
おもてなしの心」について、高く評価されています。
加賀屋の「おもてなし」がメディアで紹介されるとき、
よく取り上げられるのに、こんなエピソードがあります。
……女性宿泊客との会話の中で、“亡くなった夫と一緒に
加賀屋へ来たかった”、という話を客室係が聞く。そこで
担当の彼女はすぐさま調理場に頼み、夕食時にそっと
陰膳を用意する……というものです。
似た例はほかにも多くあるそうです。
近隣の「あえの風」(加賀屋グループのホテル風旅館)で
のエピソードです。
……結婚式に招待された男性のテーブルに、女性の写真が
置かれていることに客室係が気づいた。聞けば昨年亡くなられた
奥様の写真で、“花嫁の姿を一目見せてやりたかった”という。
そこで彼女は、花瓶に一輪の花を用意し、料理を2品ほど
持ってくると、“奥様とどうぞご一緒に、今日の花嫁さんを
お祝いしてあげてください”との言葉を添えた。……というものです。
私のところも、小さいながらサービス事業を営んでいます。
「加賀屋」の「おもてなし」にはとても及びませんが、お客様
への感謝の気持ちとその感謝をどのように表現して行くか
にいつも気をつけています。