平成24年10月27日
ここのところ、朝晩は冷え込むようになり、木々の緑も
黄色に色づき、メッキリと秋らしくなりました。
また、ここのところ、政治が混迷し、中国との緊張も強まる
一方で、まるで末世のような暗い世情が続いています。
そんなやりきれない思いのとき、こんな人の騒ぎなどには
まるで無頓着に、晴れ渡った秋の青空の中にユッタリと
漂いながら動いていく白い雲を眺めていると、
ささくれ立った心がなぜか和んできます。
然し、他方で秋には、「物悲しさ」も感じます。
秋を詠んだ歌には、証券会社が多数集まっている兜町
でも有名な
「桐一葉、落ちて天下の秋を知る」
というのがあり、ささいな現象からその後の大勢を推し量る
例えとして用いられています。
もともとこの歌は豊臣の世の衰退を言い表しているそうで、
ヒトの世の「はかなさ」を詠んだものだといわれています。
年を降るにつれ、私なんかも実感として「そのとおりかな」
との思いを強くしています。
所詮「人間は偉い人もそうでない人も、誰しも死ぬときはみな同じ」
ということだと思うからです。