「団塊の世代」の定年 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

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人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成24年10月26日


 団塊の世代が65歳を迎え、サラリーマン生活を

終える人が増えてきました。

65歳で仕事を退いたとしても未だ20年近くの人生を

過ごさなくてはなりません。

この膨大な時間をうまく使っている人もいますが、

多くの人はそれが出来ていないようです。


一番良く聞く話は、奥さんと一通り旅行に行った後、

「することがなくなる」というものです。旅行から帰ると、

いつも奥さんと二人。

奥さんの方は、地域や友達との付き合いも多いし、

家事もしなくてはならないから忙しいのに、夫はすることが

ないから家でごろごろしている、こうなると奥さんから

煙たがられるし、二人の仲も段々とおかしな雲行きにも

なってきてしまいます。


定年後、“長年働いてきたのだから、もう何をして過ごそうと

俺の自由だ”という気持ちは、よく分るのですが、

気力・体力ともに十分な人が、打ち込めるものを無くして、

一日中することもなく、本当の「余生」を過ごすことに

なってしまうのはもったいない話だとも思うのです。