若い人の意識 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成24年2月8日


 ある新聞報道によると、「日米中韓の高校生を対象に

して調査した」ところ、「偉くなりたい」と強く思う日本の高校生

8%しかおらず、米国や中国、韓国の1/3~1/4程度に

留まっており、「まあそう思う」を含めても日本は44%と、

他国より22%以上低かったということです。


その理由として、「責任が重くなる」との否定的回答が7

8%で、これも他国より11~32%高かったとのことです。

この調査結果からは、「偉くなれば、責任が重くなるから、

別に偉くならなくとも、安定した職業につけばそれでよい」

という発想が日本の高校生 には多いらしい様子が窺えます。


これは何も仕事でエリートコースに乗るとか、世の人々から

評価される仕事につきたいということとは別次元の問題として、

日本の若い人には「若い時から志をもって「世のため人のため」

になりたいという、社会貢献とか開拓精神の意欲」が欠如

していることを、何よりも現しているように思えるのです。


日本が活力を失っている何よりの原因は、「教育」にある

のかもしれません。