平成24年2月7日
昔ならたいてい上司は年上で、年輩者に敬意を
払うべきだという儒教的教えと、社内の組織が一致
していたのですが、最近はちょっと事情が変わってきました。
部下が年上であったり、上司が年下であったり、まるで
下克上のような状況が身近になっています。
リストラされ、やむを得ず中小企業に中途で入社した
中高年は、厳しい会社生活を余儀なくされることもあるでしょう。
然し、幾ら中途で入ってきた人とはいえ、若い幹部が、年上の
部下をどなりつける人がいれば、その人の人間性が疑われます。
会社の多くは厳しい状況にありますが、日本人としての価値観
はそう簡単に変わるものではありません。
上司は上司としての仕事、つまりその職能をこなしている人であり、
部下は部下としての職能をこなしている人で、いずれか一方が
人間として優れているというわけでもありません。
人は、「権力を持つ」とこの辺を勘違いしてしまう人が多いようです。