平成23年8月22日
今年3・11の大震災で破壊され尽くした
東北被災地の瓦礫の山をテレビで見ていると、
私の頭におぼろげに残っている戦災に焼け
残った東京の下町の町並みが重なって
浮んで来ます。
でも、今と昔とで一つだけ大きく違うところがあります。
それは、大人たちの顔つきです。
被災地の方々は、一向に進まない復旧・復興に
苛立ちを募らせ、暗い顔をされる方が多くなった
ようですが、終戦後の当時の大人たちはみんな
元気で明るい顔をしていました。
戦争という重苦しく押さえつけられていた時代が終り、
これからは「前とは違う新しい時代が来る」という期待
に心を膨らませていたからでしょうか。
随分前に亡くなった私の父親が仲間の大人たちと
よく冗談を言い合いながら奥の金歯が見えるほど
大口を開けてゲラゲラ笑っていたのを思い出します。
きっと人は、どんなに辛い目にあっても、「その辛さは、
いつかは終る」ことを知り、「将来への期待やら希望やら」
が持てれば、どんな辛さも乗り越えられるのでしょう。