平成23年6月14日
あるときの客先との話の中で,“診断書を書いて
貰うときの対価は医療機関側が勝手に決める”という
話題が出ました。
話の成り行きは,物の値段は誰が決めるという論点から、
「診断書といえどもたかが書類一枚が1万円近くすると
いうのは高いのではないか」ということに話が弾んでしまった
のです。
私は、「書類一枚ということではなく,そこに記載される
内容に対する対価である」と言いました。
医師にとって最も能力を求められるのは,病状を特定すること,
つまり診断を下すことです。病名が分かれば,治療はほとんど
の場合決まった手順に従うことになります。
医師の診察を受けにいって,医者から「風邪ですか?」と
尋ねられて,患者が「風邪かどうかを診断するのが医者
であり,患者に聞くな」といった笑い話みたいなことがあります。
見立てこそが医者の本領です。その結果を書面でもらうの
ですから,高いのは当然だと私は思っています。
コンサルタントも専門家の意見という観点からは、同じです。
高いか安いかは、サービスを求める人の満足度によって決まる
のだろうと思います。