平成22年8月31日
明日から9月というのに、今日も真夏並み
の猛暑が続いています。
こんなに暑い日が続くと“もう勘弁して”という
悲鳴”があがりそうです。
「悲鳴」といえば、今日は朝から市場で、円高と
株安が進んでいます。
昨日、日銀が金融緩和策を打ち出し、総理が
緊急経済対策を発表したにも拘らずです。
マーケットは、この両方とも全く評価していない
ようです。
何れも即効性に欠けるし、規模も小さいと市場は
見たのでしょう。
「小さい政策を小出しに出していく」ーこれが、
市場が最もも軽蔑する政策対応と言われていますが、
今回の日銀と政府のたいそう策は、見事にこれに
合致しているようです。
マーケットに全くサプライズがないので、「日本当局は
やる気が無い」と見られ、更にアタックされている
のでしょう。
民主党が政権を握ってから、その「アンチ企業性」、
「労働組合重視性」等から、企業の日本脱出が進んで
いるようです。
今回の円高が、それに一層の拍車をかけることに
なるかもしれません。
不幸なのは、そんな政党を選んで政権を与えてしまい、
そんな政党が選んでしまった日銀総裁をいただかざるを
得ない日本国民でしょう。
日本の国力低下は、一段と進んでしまいそうです。