平成22年4月28日
今日は生憎の雨です。
桜が終り、新緑となった靖国神社の木々も
スッカリ雨に濡れて光っています。
あるコラムを読んでいたら、こんな話が載っていました。
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中学生だった頃、警察官だったお父さんから、こんな話を聞いた。
<事件が発生し、大至急上司の指示を仰がなければ
ならなかった父は、午前3時という、とんでもない時間に、
上司のお宅に電話をした。しかし、気をつけていたつもり
だったが、やはり焦りがあったのか、電話はまったく違うお宅
につながってしまった。
恐縮して謝る父に、電話に出た見知らぬ婦人は、こう言って
くださったそうである。
「お巡りさんこそ、こんなとんでもない時間に、市民のために
働いてくださってありがとうございます」
この話を聞いたとき、私は、見ず知らずの人にまで思いやりの
心をもてる、この婦人のような人間になろう、と心に決めた
はずだった。なのに、30余年が過ぎた今、私は、自分の
不愉快さをはっきりと示すオトナになっている。>
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今の世の中、政治も経済も混迷し、暮らしにも影響が出ています。
それだったら、みんなでこんな「人への思いやり」を持っていたい
ものだとつくづく思うのです。