平成22年4月26日
今日は、良い天気なので、仕事の合い間を
ぬって外に出ました。ブラブラと歩道を歩いて行ったら、
横からの道と交差するところに出ました。
私は、それほど急いてもいないので立ち止まり、
自転車で横切ろうとしていた小学生の男の子を
先に行かせることにしました。
すると、先に私の前を通り抜けた男の子が、私の方を
見て一礼しました。最近の子には余り見られないそんな
礼儀正しい姿を見て、私の中に昔の様子が帰ってきた
ような気がしました。
私が小学生だった当時も、同じことを当たり前のようにして
いました。あの頃は、親や先生のような大人に敬意を払うように
教えられていましたが、それが今の社会では忘れられている
ように思います。
その男の子は、どんなに道に急いでいても、
「止まってくれてありがとう」という
交差点で相手に道を譲っても、せいぜい数秒の差です。
しかし、その数秒の思いやりから、相手の心には感謝が生まれ、
その感謝をチョッとした態度で示されれば、譲った相手にも
ほのぼのとした楽しさが生じます。
そして、お互いに何か気分の良い一日を過ごせることに
なるのです。
「チョッとした思いやり」、これが今の世の中に随分と
欠けてきているように思うのです。