平成20年11月11日
私は、テレビ人間なので、夜家に帰ってからは、
よくテレビを見ます。
そんなテレビタレントの中では、「綾小路きみまろ」
というタレントが好きです。毒舌という本音を語って笑いを
巻き起こすという、芸風の人です。
でもこれは、「きみまろ」という人柄があって、初めて喝采を
うけるのだと思います。
同じことを言えばだれでも喝采を受けるというわけではありません。
「そういうあなたも同じじゃないか」という同病相憐れむという関係が
必要になります。
そうでなければ、あなたには言われたくないという反発が出てきます。
「人生の荒波を乗り越えてこられた中高年の皆様。ツヤのない上半身、
用のない下半身。人間は長く生きておりますと増えるものばかりです。
シワが増え、白髪が増え、目方まで増え、コレステロール、血糖値、
中性脂肪、そしてありあまるほどの皮下脂肪。
つかんでみたけどまだあまる。誰がこんな体にした。
よいしょといわないと立てない。よっこらしょといわないと座れない。
お洋服で若さを前面に出して,お化粧で年齢を隠しても、お洋服の下は
ピップエレキバン、ホカロンに万歩計」。(綾小路きみまろ:PHP文庫)
咎めるというのではなく、「私もそうですがあなたもそうではないですか」という
口調が、「そうそう」という同意を引き出し、「しようがないな」という笑いに
つながっていきます。
言われたとおり思い当たることがあると思い、そんな自分を温かく笑うことで、
明るい笑いになるのでしょう。
こんな右も左も真っ暗闇の世の中です。せめて、年とった自分の有り様
を思い切り笑って息抜きをしたいものです。