平成20年1月12日
今日は、朝からシトシトと冷たい雨が降っています。
寒い一日です。
こんな日は、暖かい家でくつろいでいる人を羨ましく思い、
雨に濡れながらトボトボと道を歩いている自分を情けなく思います。
脚本家の山田太一さんはエッセイの中で、
“他人は人の喜びを悲しみ、人の悲しみを喜ぶ。だからせめて
家族の中だけでも喜びを共に喜び、悲しみを共に悲しめないものか・・・”
と、書いているそうです。
「他人の不幸は蜜の味」と良く世間では言われます。
他人の成功話を聞いても面白いはずはないし、逆に他人の失敗話
を聞くと、「表面上は気の毒そうな顔をしても、内心は何となく心地よい
思いをした」ことは、誰しも経験のあることではないでしょうか。
人が「他人の不幸を蜜の味」だと考えるのは常に自分の幸不幸を
他人との比較によって確認しているためだと思います。
自分だけをみて自分が幸福だと判断するほど自信のある人は
そうは多くはないということかもしれません。
然し、そんな「人の不幸を喜ぶ自分」に気づいたとき、別の自分が、
“なんと情けない”とあまりの自分の人の悪さに悲しくなるときもあります。
でも、人間はそう強くはないのです。
人の不幸を聞きながら、「自分の方が未だマシだ」と思わないと
こんな厳しい世の中、そう何時までも頑張っていけないのだろうと
思います。
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