赤ん坊効果 | ラクダと旅する日常

ラクダと旅する日常

モロッコ、マラケシュからお届けするローカルな暮らし・子育て・仕事

赤ん坊を連れていると道が歩きやすい。

見て明らかに夫のいる女性にはナンパが趣味の(!)モロッコ男児もけして声をかけたりしないし、何かと気を使ってくれる。

それにしても、モロッコの人々は本当に赤ちゃんが大好き。

最近はベビーカーを押してアトリエ付近を歩いていると、知らないおじさんや少年が「イリヤース!」と笑いかけてくれる。

「今の人だれ?」と聞く私。社交上手な夫にサルの子ごとくくっついて歩き、すっかり私よりたくさん友達を作ったみたい。

いろんな人が売店でヨーグルトを買ってくれるし、売店で順番を待っていると、前にいた知らない男の子が坊やの手に自分が買った飴を握らせてくれたりする。

普段悪ガキと苦手にさえ思っている(-"-;)子供の優しさに感激してしまう。

お店のおじさん達も何かとお菓子やヨーグルトを坊にくれる。

赤ん坊を抱っこしているだけで、とにかく皆が優しい!

モロッコ社会の中では、子供の存在はこんなにいろんなものをもたらしてくれるのか、と思う毎日。


そういえば、飛行機に乗り込む際に各国を象徴しているかのような出来事があった。たまたまかもしれないけど、パリから成田へ向かう飛行機に搭乗の際、赤ん坊を抱えていても誰も先へ通してはくれなかったし、係員の誘導もなかった。

それが帰り、成田からパリへ向かう時にはアナウンスで呼び出され真っ先に搭乗させてくれる手厚い待遇。

同じ航空会社なのに国が違うとこうも違うのか、と思いパリでのトランジェット、またしても係員の誘導はなかったものの、先に並ぶモロッコの人達は赤ん坊を見るや、あなたはベベがいるんだから並ばなくていい、一番前に行きなさいとみんなが通してくれたのだ。


赤ちゃんといるとみんなからよく言われる言葉がある。

「ライハ リーリック」

健康や長寿を願う言葉。

ラクダと旅する日常

「ヤーロッピ アミン(アーメーン)」

と答える。


にほんブログ村 海外生活ブログ アフリカ情報へ ラクダと旅する日常 くりっく*しゅくらん