クックパッド美容師の悲劇 | 千葉 市川 行徳 ヘアサロン 野武屋本店 ヘアケア 理容 美容 ブログ

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俺はそれを【クックパッド美容師】と呼ぶ





イエ〜イ‼︎        のぶです‼︎

 

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のぶオジサンは料理っつう料理は全く作れない


あまり知られていない事実だが 今から約7年前 野武屋本店をスタートするまでは魚釣りが大好きでね


毎月欠かさず船に乗って海で釣りをしてた


だから魚を捌くことはできるんだ


タイでもヒラメでもたいがいの魚は捌けるよ


でも 捌いたらあとはなっちゃんこと妻によろしく!ってなもんで丸投げ


そっから先はからっきし…



そんなのぶオジサンがだね 

なんらかの理由で肉じゃがを作らなければならなくなったとしよう(どんな理由?(≧∇≦))


現在 のぶオジサンの頭の中にある肉じゃがに対する知識は

肉 、じゃが 、人参 が必要という程度である

(そもそも俺の人生に肉じゃがというのはあまり重要ではない)


味付けなんかとんでもない


多分醤油は使うだろうな… 砂糖? みりん?


こういうレベルだ


当然それらをどういった手順で調理していけばああなるのかは皆目見当がつかない



そんな時どうするかといえばやはり文明の力 

インターネット様に頼る他ない


伝家の宝刀 クックパッド にね


ってことで たった今調べてみたよ

(作る気はさらさらないけど…(≧∇≦))


するとこうだ




ふむふむ こんだけ詳しく親切丁寧に書いてあれば生まれてこのかた ただの一度も肉じゃがを作ったことのない この数年包丁すら握っていない48歳男性でも余程のことがない限りまあまあそれっぽく作れそうだ


 

対して世の主婦たちはどうかというと これまで肉じゃがは何百回も何千回も なんなら何万回も作ってきてる


だからいちいちクックパッドで調べるなんてしないわな


それどころかあらゆる状況下で思い描いた味を再現することができる


例えば


普段は四人家族用に作るはずのものが ある時たまたま親戚が集まることになり倍の八人前作らなければならなくなった  とか


逆に二人分だけつくることになった  とか


いつもの四人分を作るはずが冷蔵庫を見たらあるはずの人参が必要な量の半分しかなかった  とか


長年愛用していた鍋が壊れ数日前に買い替えた鍋は素材も厚みも大きさも違うとか


いつもは近所のスーパーで売ってるじゃがいもだけど今回に限り北海道の友達が送ってくれた新じゃがで思いのほかみずみずしい  とか


砂糖を切らしていた…  とか


一人暮らしの子供の家に行って作ることになるとそこは普段使っているIHではなく昔ながらのガスコンロだった  とか


訳あっていつもの3分の2の時間内に作らなければならない  とか


そんな最もベストな条件でない場合にしろコンスタントにブレない美味しい肉じゃがが作れる


これはなぜかというと長年の経験から得た知識 アレンジ力(それを俺は技術と呼ぶ)のなせる技なわけだ


そこにはクックパッドのレシピが介在する余地などどこにもない(そもそも現在すでにベテラン主婦の方はクックパッドで肉じゃがを覚えたわけでもなんでもない)





えー  …


長すぎる前置きでしたがここからが本題


では 美容師の世界ではどうだろう


美容師じゃない人のためにお伝えすると

カットというのはセンスとか感性なんてもんでしてるわけじゃないのね


実はそこには原理に基づいた設計図的なものが存在している

 

肉じゃがでいうところのクックパッドのレシピがあるんだよ


野菜をカットする→フライパンにサラダ油を敷き、玉ねぎを炒める、玉ねぎが透き通ってきたら牛肉を炒める→玉ねぎと牛肉に火が通ったらじゃがいも、人参を投入して…


ってのとおんなじ


まずはここをこうやってブロッキング(分け取ってクリップで留めること)する→その毛をこの方向に引き出し◯度の角度に持ち上げる→その髪に合わせ次のブロッキングはこう… 


ってな感じね


これを徹底的に頭に叩き込み繰り返し繰り返し練習する


するとどうだろう 元を辿れば誰もがただの素人だったはずなのにいつの日か設計図通りのカットができるようになっていく


そう 毎日クックパッドを見ながら肉じゃがを作ればのぶオジサンにも肉じゃがが作れるようになるのと全くおんなじ原理ね


ほとんどの美容師という職人のはこういう道筋で一人前と呼ばれるようになっていく


ただし だからこそここに問題が起こるんだ…


先に書いたように主婦の肉じゃがですらあらゆる状況に対応しつつ作っていかざるを得ないシーンがあるってのに 美容師のカットなんてもんはそれ以上なのね


多くの物作りの職人さんと違う点はここにある


素材を選べないんだ


10人のお客さんが来たら10人の 100人のお客さんが来たら100人の素材と要望がある


いわば 鶏肉とゴボウと大根を持ち込んで肉じゃがを作ってください って言われるようなもんなのね

(材料はこれしかないけどどうしても肉じゃがが食べたいですって言われたと思ってね)


さて どうするか


先のクックパッドの通り 鶏肉を牛肉に置き換え ゴボウをじゃがいもに置き換え 大根を人参に置き換えるだけであとは手順の通りに作りさえすれば美味しい煮物ができるのか?って話よ


違うよね   そんなわけないよね


火の通りも味の染み込みやすさもなんもかんも全く違うんだ


だからこそレシピ通りではない

長年の経験から得た知識 アレンジ力(それを俺は技術と呼ぶ)が必要とされるわけだよね


材料の切り方はどうとか 調味料は何グラムとか 温度が◯◯°とか 弱火にしたら何分とか

そういう話じゃないよね


仮に材料が揃っていたからっていかに正確にクックパッドのレシピ通り作るかと美味しさとは必ずしも比例してないよね


もしそうだとしたら一流料理人のレシピさえあれば誰だって一流料理人になれちゃうもんね






でも


美容師の場合


お客さんからオーダーをもらった時点で[クックパッドで検索♪] 的な思考が働いている場合が少なくない(っつうかかなり多い…)


つまり かつて叩き込んだ【頭の中にあるクックパッド】で作り方を検索するんだ


そこには

1、野菜をカットする

2、フライパンにサラダ油を敷き、玉ねぎを炒める、玉ねぎが透き通ってきたら牛肉を炒める

3、玉ねぎと牛肉に火が通ったらじゃがいも、人参を投入して…

といったことが書かれている


そしてそのお客さんの髪質が 骨格が 毛流がどんな条件であれいかにレシピ通り正確に作るかに心血を注ぎながら切る


なぜかというと 教科書通りに切れば上手くいくはず と信じて疑わないから


[それはお人形さんの頭の場合に限り]ですよーってことに気づいてないからさ


主婦が条件に合わせて美味しい肉じゃがを作るというレベルに達しないまま美容師としてお客さんの髪を切ってるから





怖いでしょ?



【クックパッド美容師】









つい先日の記事はその具体例が書かれているから今日の記事と合わせて読んでみてね

↓↓↓

野武屋ヘアカタログ










さあ 美容師たちよ


今こそクックパッドから卒業しようじゃないか





せめて主婦が美味しい肉じゃがを作るときの思考のレベルにくらいは行こうぜ











そんなこんなで今日も朝から晩まで

 

笑顔溢れる野武屋本店でした〜

 

 

 



ってな!!




 

ちん!!

 

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【野武屋本店】

 

住 所 千葉県市川市湊新田2-1-18-103

電話番号  047-399-7778

  

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