僕は全盲で車いす。
これは僕たち(のぶとさち)が
付き合い始めたばかりの頃の話。
今から5年くらい前のこと。
その日、僕は訪問リハビリだった。
彼女はその日、久しぶりに友達とランチ
彼女はその友達に彼氏ができたことを報告する。
彼女 「実はさ、彼氏できた」
友達 「えー良かったじゃんどんな人
」
彼女 「年は3つ下なんだ。それで障害があって、全盲で肢体不自由もあって車いすなんだ」
友達 「え!?ちょっと待って全盲で、しかも車いすなんだよね
」
彼女 「そう」
友達 「待って、待ってその人知ってるかも」
彼女 「えなんで
」
友達 「〇〇(友達の旦那さん)が、訪問リハビリを担当してる人に全盲で車いすの人がいるって聞いたことある。30代でしょ?」 ※当時、僕はまだ30代。その上、全盲で車いすってなかなかいないからね。
えぇぇーーーーー
友達 「ちょっと待ってしかも今日、リハビリの日じゃない
」
彼女 「そういえば今日、訪問リハビリだって言ってた」
えぇぇーーーーー
まさかと思いながら彼女の友達は
旦那さんにラインで確認する。
でも旦那さんからの返信は
「個人情報だから」
と彼女の友達は怒られてしまったらしい。
仕方ないので、彼女が僕に電話してきた。
彼女 「リハビリ中に突然ごめんね」
のぶ 「大丈夫だよ。どうしたの」
彼女 「のぶくんのリハビリの先生て、〇〇さん」
のぶ 「えっそうだけど・・・何で
」
彼女 「〇〇さんて、今日一緒にランチするって言った友達の旦那さんなんだよね。しかも、私の元同僚」
そしてこのあと、
彼女と彼女の友達、僕とリハビリの先生は
それぞれ
えぇぇぇぇーーーーー
となるのでした
世の中って狭いのねーと
僕たち4人は思うのだった・・・
※このお話はノンフィクションです。